「どうする家康」注目の石田三成役は中村七之助!親友・松本潤と初共演 関ケ原で激突「お手柔らかに」

[ 2023年6月15日 13:01 ]

NHK大河ドラマ「どうする家康」に石田三成役でレギュラー出演することが決まった中村七之助
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 歌舞伎俳優の中村七之助(40)が放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)に豊臣(羽柴)秀吉に仕えた智将・石田三成役でレギュラー出演することが決定し15日、番組公式ツイッターで発表された。大河出演は、2019年「いだてん~東京オリムピック噺~」以来4年ぶり4回目。主人公・徳川家康役の嵐・松本潤(39)秀吉役を怪演して話題を呼ぶ俳優・ムロツヨシ(47)とは初共演。三成は天下分け目の「関ヶ原の戦い」で家康と激突。七之助は「歴史は変えられないですけれど、家康様、お手柔らかにお願いいたします」と呼び掛けた。兄・中村勘九郎(41)も京の豪商・茶屋四郎次郎役で出演中。兄弟同一シーンがあるかも注目される。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 七之助の大河出演は武田義信の幼少期・太郎役を演じた88年「武田信玄」、大石主税役を演じた99年「元禄繚乱」、三遊亭圓生役を演じた「いだてん」に続き4作目。今回は“家康が最も戦いたくなかった男”石田三成役に挑む。

 巨大な豊臣政権の実務を一手に担う、才気あふれる最高の頭脳の持ち主。家康もその才能に惚れ込むが、秀吉亡き後、太閤への忠義を重んじる三成は家康と対立。激しい駆け引きの末、関ヶ原で大一番に臨むことになる。

 七之助は「石田三成という歴史上でも大変有名な武将を演じるということにうれしくもあり、プレッシャーも感じていますが、関ヶ原での天下分け目の戦いで敗れた武将なので、皆さまの中では悪者?というイメージがもしかしたら強いのかもしれませんけれども、彼は才気あふれる最高の頭脳の持ち主であり、朝鮮出兵や様々な駆け引きをすべて石田三成がやったといっても過言ではないほどで、秀吉のために尽力し、忠義を重んじている人物だと思います」と心境。

 松本は堀越高校時代からの親友。「やはり友達である松本潤が大河ドラマ初出演で初主演ということで、友達としてもうれしいですし、少しでも彼の力になり良いドラマになるように石田三成を一生懸命演じていくつもりです」と意気込んでいる。

 古沢作品は初出演となり「『キサラギ』の脚本が秀逸でした。見ていて痛快でしたし、本当に素晴らしい作品だなと思いました」。今作については「今までにない家康像という形で新しい大河ドラマだなというイメージは強いので、多くの方々に見てほしいなと思っております」と願った。

 「ムロさんとはよくプライベートでお会いすることも多いんですが、潤と共に初めての共演なので楽しみです」と撮影を心待ちにしている。

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2023年6月15日のニュース