「らんまん」教室の空気凍る…田邊教授、再び“裏の顔”手柄横取り!ネット不安も「万太郎のしたたかさ」

[ 2023年6月15日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第54話。田邊教授(要潤・右から3人目)は万太郎(神木隆之介・左から3人目)に「よかったじゃないか、槙野くん。私が雑誌作りを許したおかげで…」(C)NHK
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 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日、第54話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第54話は、万太郎(神木隆之介)は石版に自らの手で植物画を描いて印刷し、ついに植物学雑誌が完成。田邊教授(要潤)もその出来栄えを認めるが、徳永助教授(田中哲司)らは田邊の言葉に違和感を覚える。その夜、牛鍋屋で雑誌創刊を祝った後、万太郎と竹雄(志尊淳)は大畑夫婦に(奥田瑛二・鶴田真由)に一世一代の依頼。万太郎から釣書を受け取った大畑は、張り切って白梅堂へ向かおうとし…という展開。

 田邊の帰り際、万太郎は植物学会の学会誌300部を持ってくる。

 画工の野宮(亀田佳明)は「槙野くんは頭の中で植物をしっかりつかんでいる。だからこそ、拡大したり、別の角度から見てみたり、自由自在なんです。画家の絵じゃありません。これは植物学者の絵です」と万太郎の絵を絶賛。しかし、田邊は「なかなかいい雑誌じゃないか。監督者としてうれしいよ。君に任せてよかった」「日本の植物学がやっと芽が出たと世界に知らせるいい機会だろう。私が雑誌を思いついたからこそ、こうして形になったわけだ」「学会誌にしようと言ったのは私だろ」「よかったじゃないか、槙野くん。私が雑誌作りを許したおかげで、こうして見事作ることができたじゃないか」――。

 万太郎の手柄を横取りする田邊の発言に、教室内の空気が凍り、万太郎以外の表情が曇った。

 田邊は再び“裏の顔”。SNS上には「あっ、手柄取ろうとしてる?」「まさか手柄を横取りされるんじゃ」「ユーシーめ!逆らわない万太郎、偉すぎる!」「横取りしようとする田邊と、その辺には頓着しない万太郎。こりゃー、研究室は万太郎に傾くなー」「万太郎、大人の対応」「雑誌に田邊教授への謝辞をしっかり入れてる万太郎のしたたかさ」「(謝辞に)『偉大ナル田邊会長』の名前が入ってるから満足なのよね」「利用されている振りして、利用してる(だろう)万太郎」「田邊教授と徳永助教授の好感度がガラッと入れ替わったなぁ」などの声が続出。不安や心配も広がった。

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2023年6月15日のニュース