「らんまん」寿恵子を養女に…勝手に外堀埋める高藤 失礼発言連発「水ぶっかけて」月曜からネット怒り頂点

[ 2023年6月12日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第51話。一方的に進む結婚話に、寿恵子(浜辺美波)は…。そして、それを耳にしてしまう竹雄(志尊淳)(C)NHK
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 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日、第51話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第51話は、ある日、竹雄(志尊淳)が働く神田の西洋料理店「薫風亭」に寿恵子(浜辺美波)と高藤(伊礼彼方)が現れる。寿恵子を高藤家に迎える“計画”、返事は舞踏練習会の発足式の日に、という話を耳にした竹雄は、慌てて万太郎(神木隆之介)に伝えに行く…という展開。

 高藤と一緒にいたのは元老院議官・白川永憲(三上市朗)。「父の上役だった方です」「雅修くんのことは、こげな小さな頃から知っちょう」。そして、白川は「喜んで、あなたを養女にしたか」――。

 高藤は「あなたを私のもとに迎えるにあたり、まず白川家の娘になってもらおうと思って。何せ、口さがない連中ばかりじゃて。あなたを守るためじゃ」と説明。一方的に進む話に戸惑う寿恵子は「わたくしは高藤様からのお申し出にお返事をしたわけでは」とクギを刺したが、高藤は「本当は今すぐ、さらってしまいたか」「(妻の)弥江のことは、何も気にすることはなか。向こうの親への義理も、十分果たしています。何度も言いますが、あれは今も、ただ私の妻というだけで、女ではなか。私は早う、あなたを横浜(の別宅)に連れていきたか」と迫った。

 白川も、有名な芸者の娘である寿恵子を養女にしたら「うらやましがられそうじゃ」「後継者たる男子が産めなければ、離縁すっとはようあることじゃ。今後、そげんなったとして、あれも異を唱えることはなかじゃろう。あなたこそ、芸者の娘。そこはようお分かりのはずじゃ」などと傍若無人な発言を連発。寿恵子はショックのあまり、フォークを落としてしまう。

 SNS上には「勝手に話を進めんなよ、高藤ー」「ヤバ藤、こんちくしょう(怒)」「時代とはいえ、高藤の発言(白川も)に絶句」「今日ばかりは流石に高藤さんのこと嫌いになりそう」「竹雄、その水ぶっかけてくれ」「寿恵子はアクセサリーじゃないんだぞ!」「妻の弥江さんも物じゃないんだぞ!」などの声が続出。月曜から視聴者の怒りや不快感がピークに達したようだ。

 一方、「中の人の演技が憎らしいほど素晴らしいわけで。いやホント、お見事なんですわ」「この俳優さん、うまいなと思う。敵役はやはり憎まれてこそ、作品の魅力につながる」などと朝ドラ初出演となった俳優・伊礼彼方の演技に称賛の声も相次いでいる。

 「自分のことをけちょんけちょんに言うおっさん2人に蔑まれながら、感情的にならずに食事した寿恵子は本当にす凄い!彼女こそエレガントだよ。悔しくて私が泣いてる」「高藤に対して、寿恵子さんの胸に玉の輿願望がなくて、気持ちが単なる冒険のキッカケをくれたお方だっていうのが救い」「高藤様の高藤度が増し増しでつらい。そして、竹雄が朝ドラ史上最強の立ち聞きをしている。竹雄をレストランで働かせたのは、このためかと思うほど」

 夜、竹雄は大畑印刷所へ。“緊急事態”だと伝えたが、万太郎は頑として「植物学者として、寿恵子さんを迎えに行きたい」「(植物学者と)名乗るき。わしがわしを認めたら」。万太郎は石版印刷した絵を竹雄に渡し「ここまで来た。あとちっと、あとちっとで、証ができる。この国の植物学に、わしが最初の一歩を刻むじゃが」――。万太郎の“全速力”は間に合うか。

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