森口博子 沈痛…所属事務所社長が75歳で急逝 「偉大な恩人、父親のような存在…信じられません」

[ 2023年6月9日 18:00 ]

森口博子
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 歌手の森口博子(54)が9日までに自身のブログを更新。所属事務所の社長が急逝したことを明かした。

 「悲しいご報告です。私が所属している事務所 ノーリーズンの前村悟社長が旅立ってしまいました。享年75歳。先週、突然…一昨日のお通夜、そして昨日の告別式にて、お別れをしてきました」と記した。

 「デビュー直後の、リストラ宣告から救ってくれた偉大な恩人です。当時所属していた事務所から九州に帰されそうになったところ、前村社長のおかげでバラエティーのお仕事を、沢山のレギュラー番組を持たせていただけて…無名だった私を、『バラドル森口博子』にしてくれた前村社長。そこから、大切にしている歌のお仕事も叶えてくれました。あれから何十年と経つのに、未だにコンサートがある度、終演後にいつも、泣いていた前村社長の事が忘れられません。『毎回、思いが込み上げて、ダメだなあ~』って目をウルウルさせながら…」と在りし日の前村さんに思いを馳せた。

 「困っている人がいるとほっとけなくなる情の深さや、一見、寡黙に見えるけど、独特のユーモアでふざけてたいた人柄…全部。髭をはやしてアニメに出てくるモグラのようなキャラクターで、自分のギャグに笑っちゃったりするようなお茶目なところもありました。そして、『ファンの人達が何年もついて来てくれて、博子、有り難いなあ』と、いつもしみじみと言っていました」と温かい人柄だったという。

 「社員や所属タレントのことをほんとにファミリーのように思ってくれていました。まさにファミリープロダクション。私の家族も大切にしてくれて父親のような存在でした。社長と、社長の奥様と私の母と姉と。恒例のお食事会、カラオケ大会でみんなで、大笑いしたあの日々。緊急事態宣言以降、開催できていなくて。「落ち着いたら、やろう!」と先月、約束した矢先に…突然の体調不良。突然の旅立たちは本当に辛いです。悲しすぎます。社長がいてくれる普通の光景が、どれだけ尊くて、どれだけ有り難かったのか。感謝してもしきれません」と感謝をつづった。

 「前村社長が愛情いっぱいに守り続けて下さったから今の森口博子がいます。本当にありがとうございました。会えなくなってしまった事まだ、信じられませんが、きっと、社長が見守ってくれています。安心してもらえるよう、スタッフ共々、気持ちを前にひとつに頑張ります。どうか、天国でもユーモア放ちながら穏やかに過ごせますように」と結んだ。

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