中居正広 体調不良乗り越え、世界一の瞬間見届ける 大谷登板に「泥だらけのストッパー」

[ 2023年3月22日 13:14 ]

WBC決勝   日本3―2米国 ( 2023年3月21日    米・マイアミ )

中居正広
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 大の野球好きで知られるタレントの中居正広(50)も侍ジャパンの14年ぶり世界一に花を添えた。

 2017年の前回大会に続いて「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務め、この日もテレビ朝日の生中継に試合前から登場。TBS、テレビ朝日と局をまたがって全7試合を見届けた。

 この日は試合前に取材した村上のコメントを2回裏の攻撃中に紹介した後は熱戦を邪魔しないよう配慮し、その後はあえてコメントせず。次にリポートしたのはダルビッシュがマウンドに向かった8回表だった。

 「アメリカについてなんですが、メンバーがしっかりそろっている、と。パワー、スピードがあり強いと思う、ただ、凄い選手が集まればそれがいいチームになるとは限らない、どの選手にも必ず穴はある、日本の特徴、繊細な野球ができれば勝機、勝つことはできる、とお話ししてくれました」とダルビッシュのコメントを紹介し「集大成ですね」とした中居。その後、8回裏2死の場面で栗山監督を事前取材した際のエピソードとして「帽子のツバの裏に51番、20(番)と小さく書いてありまして。これ、鈴木誠也選手、栗林選手の背番号なんですね」と紹介したうえで「監督は、ともに、一緒に、最後まで戦うんです、と。誠也もクリ、栗林選手も、侍の、ジャパンの仲間なんです、と話しました」とコメントも紹介した。

 終盤にベンチとブルペンを行ったり来たりしていた大谷がマウンドに上がった9回表には「泥だらけのストッパー。泥だらけのリリーフピッチャー。初めてです」と短くリポートし、この「泥だらけのストッパー」は見る見る間にツイッターのトレンドを駆け上がる大反響。続いて「最高の場面、最高の試合ですね」とコメントした後はあえて黙り込んだ。

 そして、試合終了。侍ジャパンは連覇を達成した2009年の第2回大会以来14年ぶりの世界一に輝いた。ここでも感動は選手と実況席のアナウンサー、解説陣に任せてコメントは一切せず。金メダル授与、表彰式、栗山監督、ダルビッシュ、大谷、ヌートバーの胴上げと続き、選手たちは場内を一周した。テレビ朝日による村上のインタビューが続いていた際に村上不在でチーム全体の記念撮影が始まりそうになると、中居が村上の肩をさりげなく叩いて記念撮影への参加を促す“ナイスアシスト”もあった。

 中居は体調不良により昨年11月から約2カ月間休養し、今年1月に復帰。2大会連続で「侍ジャパン公認サポートキャプテン」の大役も任された。今月18日に放送されたニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」(土曜後11・00)ではWBCの取材舞台裏にも触れ「攻撃してる用」「守ってる用」「両方用(監督など)」と3冊のバインダーに分けて自ら取材したコメントをまとめ、睡眠時間を削って全て清書してから試合に臨んでいることも明かしていた中居。主役が選手たちであることをわきまえ、野球を知らない視聴者にも野球の魅力を届ける見事な“侍”ぶりを貫いた。

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