武井壮「スポーツは才能より努力」主張 感動する視聴者続出「勇気づけられた」

[ 2022年11月16日 12:10 ]

武井壮
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 日本フェンシング協会会長も務めるタレントの武井壮(49)が、15日深夜放送のテレビ朝日「マッドマックスTV論破王」(水曜深夜0・20)に出演。「スポーツは才能か努力か」という点について、持論を展開した。

 「打倒ひろゆき!」と題し、さまざまな名人がディベートで2ちゃんねる創設者・西村博之(ひろゆき)氏に挑む名物企画。ゲストが持ち寄った企画に対し、賛成派と反対派に分かれ討論を繰り広げる。

 この日は挑戦者として武井が登場。「スポーツは才能か、努力か」というお題を持ち込んだ。「スポーツの話をするときに、“結局スポーツって才能ですよね”みたいな論調があって、その度に僕は“いやそうじゃないよ”と言っていた。ひろゆきくんとだったらいいディベートができるんじゃないか」と、今回の出演への意気込みを語った。

 武井が「努力」の立場、ひろゆき氏が「才能」の立場になってディベートを開始。ひろゆき氏がまず「才能か努力かと言うと、オリンピックとかプロ野球とか、ある程度スポーツで食えるかどうかっていうレベルの話だと思うので、そうするとバスケットボールで食いたいとなると、身長180センチメートル以上ないと相当きついじゃないすか。やっぱり、ある程度の才能がないと。才能の上に努力はもちろん必要と思うんですけど、最初の才能がないと、いくら努力しても越えられない壁はあるんじゃないか」と質問を投げかけた。これに対し武井は「バスケットの昨年度の日本のプロリーグのMVPは、富樫選手という身長170センチメートルくらいの選手なんですよ。彼がいろんなパス、ゲームメイクでバスケットボールを華やかに彩って、最高の優秀選手の名誉を勝ち獲った」と反論した。

 ひろゆき氏が「田伏選手は世界では大活躍まではいかなかった」と対抗すると、武井は「NBAで通用しなかったから、その選手のスポーツ人生は無駄だったのか。決してそうではなくて、日本にもリーグがあって、そして各国にもリーグがある。各国スポーツにマーケットがある。世界のトップを争うだけがスポーツの価値ではないから、才能としてNBA選手に劣っていたとしても、日本人の中で小さい体で努力して最高のプレーを手に入れて、最高峰の舞台に立ち向かっている姿すらも、マーケティングなる」と力説した。

 その後もさまざまな議論を繰り広げた結果、ディベートの判定はドローだった。それでも武井は「今回のディベートは僕が用意したテーマ。ハンデ戦ですよね。しかも僕の土俵であるスポーツでドローに持ち込まれたということは、完敗です」と負けを認めた。

 しかし武井の熱い主張は視聴者の心を打ち、ネット上では「勇気づけられて良いディベートだったな」「武井壮とひろゆきのディベートめちゃくちゃ面白かった」「ひろゆきと武井壮の討論めちゃくちゃ楽しいな 知識量がすげぇ」「武井壮が世界各国のスポーツマン知識でひろゆきに対抗してて見応えあった」「武井壮の言葉、感動した」と大きな反響を呼んでいた。

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2022年11月16日のニュース