辺真一氏「明らかな行政による人災」韓国・梨泰院の雑踏事故で警察の対応遅れを批判

[ 2022年11月5日 15:21 ]

ABC(大阪市)の社屋
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 コリア・レポート編集長の辺真一氏が5日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)に出演。韓国ソウルの繁華街・梨泰院で156人が亡くなった雑踏事故について語った。

 辺氏は「梨泰院の事故は群衆管理を怠った明らかな行政による人災。あってはならないこと」と批判。事故現場から派出所まで約100メートルと近かったとし「なぜ、この段階で気が付いて交通整理に行かないのか」とまず、現場の警察の不手際を問題視した。

 そして「梨泰院の警察署長が事故が起きて現場にたどり着いたのが1時間後らしいんですね。何をやってたかというと、集会の対応に追われて8時半、9時に終わって、夕食も取ってなかったので“ご苦労さん”という形で1杯飲んで、そのような報告を受けても即座に反応しなかった」と管轄の警察署長が近くであったデモの対応に追われ、雑踏事故に素早く対応できなかったとした。

 さらに「一番の問題は警察庁長官。この方はたまたま地方に出張に行っていて、事故があったというメールを受けても電話を受けても一切出ないで、それで床に入って夜12時に起きて指示を出した」とトップの対応のまずさもあったとした。

 辺氏は「過去の例からして、ハロウィーンの週末で多くの人が集まると分かっていた。ましてですね、コロナのソーシャルディスタンスが解除された。当然、警察が事前にそれなりの交通整理、道路状況を把握してコントロールすべきだった。それを怠った」と行政側の準備不足が大きかったと指摘した。

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2022年11月5日のニュース