三谷幸喜氏 舞台本番中にいたずらを仕掛け、怒られた女優とは「いい加減にしてくれ、集中できないって」

[ 2022年11月5日 12:00 ]

三谷幸喜氏
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 脚本家の三谷幸喜氏(61)が4日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。舞台の際に行った数々のいたずらについて語った。

 数々の舞台の脚本、演出を手掛けて来た三谷氏。MCの笑福亭鶴瓶が「途中でいろいろ邪魔するらしいね。バナナ入れて置いといたりするんやろ」と三谷の舞台中のいたずらについて明かすと、三谷は「それはね、かごの中にリンゴが置いてあって、それを取ってガブってかじって暗転になるっていうシーンがあったんですけど、ちょっといたずら心っていうか、これ、バナナだったらどうするだろうと思って、したらやっぱり同じようにバナナをつかんでガブって食べて暗転になって。“よくやるな”と思いました」と説明した。

 いたずらをする理由については「1つは演出家って稽古が終わって本番になるとやることないんですよ。ずっと今までみんなで力を合わせて作ってきたものなのに、僕だけその現場にいれないのが凄く寂しくて。なんか関わりたいっていうんでちょっといたずらするっていうのが1つと、あとは1カ月の公演やってるとちょっと飽きてくるんですね、役者さんたちが。そこでなんかカンフル剤的なものを打ち込みたいっていう思いがあって。ちょっとそういういたずらを」と語った。

 また、MCの「Kis―My―Ft2」藤ケ谷太輔が「僕が取材させていただいた方もおっしゃってました。いろんないたずらを受けてると」と三谷氏とは30年来の付き合いだという俳優の相島一之を取材したとし、「聞いたいたずらでセットの前に草が生えてる。本番中に三谷さんがその草に横になってお客さんが見えない状態。で、そこで三谷さんが紙に何かを書くらしいんですよ。それを出すんで、芝居しながら紙を取りに行って見ると、“さっきのシーンのあそこのセリフ、良くなかった”とかダメ出しが書いてあってとか。本当なんですか」とぶっちゃけて質問した。

 三谷氏は「最高の信頼関係ですよね。そんなのね」と平然と語った。鶴瓶が「それはつぶしやろ」とツッコむと、三谷氏は「それでつぶれるような役者にはやらないですよ。見極めはちゃんとする」。相島はちゃんとしていたのかと聞かれると、「たまにつぶれてましたけど」と苦笑した。鶴瓶が「慣れてない人にはかなんわね」と同情すると、三谷氏は「斉藤由貴さんにはかなり怒られました。“いい加減にしてくれ。集中できない”って」と話して笑わせた。

 藤ケ谷はさらに三谷氏と相島が三谷作品の常連でもある俳優・小林隆の舞台を見に行った際には「小林さんが芝居してるんですよ、舞台で。その時、座りながら三谷さんが、“コバさん、コバさん”って話しかけたりしてて。一番前の席で」との出来事があったと告白。三谷氏は「コバさんに聞こえるように?そりゃ、やっちゃいけないことだ」と冗談めかして話してみせた。

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2022年11月5日のニュース