まさか…キンプリ3人退所 「ジャニーズ帝国」ドミノ退所の不安 若手へのサポート体制再構築が急務

[ 2022年11月5日 06:00 ]

King&Princeの(左から)岸優太、高橋海人、平野紫耀、神宮寺勇太、永瀬廉
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 King&Princeのメンバー3人の退所は「アイドル帝国」の今後にどう影響するのか。最も懸念されるのは若手の“ドミノ退所”だ。

 2019年7月に、キンプリのマネジメントを一手に引き受けていたジャニー喜多川前社長が死去。ジャニーズをよく知る芸能関係者は「今回の退所劇はジャニーさんが生きていれば起きなかった。メンバーとしっかり向き合い、心情をくみとる人がいなかったのが大きい」と指摘する。

 ほかの若手グループも同様の状況にある可能性がある。ジャニーさんが亡くなってからの3年で、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japanの4組がデビュー。その前のキンプリは4年ぶりのデビューグループだっただけに、異例のラッシュだった。

 同関係者は「若手グループが急激に増えた分、メンバー一人一人に目が届きにくくなった。今回の3人の離脱が、事務所側とうまくコミュニケーションを取れていないメンバーが退所を決断する引き金にならなければいいのだが」と心配する。

 さらに、芸能界全体でもタレント個人の権利が叫ばれるようになった時代。ジャニーさんという求心力も失ったジャニーズは、もはや人気メンバーの退所を止められなくなっている。

 21年8月にはジャニーさんとともに「帝国」を築き上げてきた姉のメリー藤島さんも亡くなった。さまざまな面で転換期に立っているジャニーズ事務所。今後は、若手へのサポート体制を再構築することが急務となる。

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