藤井聡太王将　NHK杯3回戦進出　唯一の年下棋士下す

藤井聡太王位
Photo By スポニチ

　将棋のNHK杯は11日、2回戦の藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠＝－伊藤匠五段（19）戦が放映され、後手の藤井が116手で勝ち、3回戦に進出した。

　相掛かりの戦型となり、藤井が先に仕掛けて戦いが本格化。中盤の攻防を経て王の薄い形となったが、逆に伊藤の戦力をそぎ落とすことに成功した。最後は5冠の貫録を見せつけ「難しい中で徐々にペースをつかめた。ただ終盤に間違えたので反省しています」と話した。

　藤井にとって伊藤は唯一の年下棋士。だが昨年度は勝率で2位に甘んじ、将棋大賞の勝率1位部門5連覇を阻まれた相手だった。

　藤井は3回戦で三浦弘行九段（48）―佐藤天彦九段（34）の勝者と対戦する。