仲代達矢 “弟子”役所広司からの贈り物「毎年おいしい時期に大きいのを2つ持って来る…何十年も」

[ 2022年8月15日 18:11 ]

俳優の仲代達矢
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 俳優の仲代達矢(89)が15日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。主宰の「無名塾」や、同塾出身の俳優・役所広司(66)とのエピソードを語った。

 俳優座養成所に第4期生として入所し、俳優活動70周年。1975年には亡き妻の宮崎恭子さんと「無名塾」を創立して後進の養成を開始した。「女房が亡くなってもう27年になります。もともと無名塾は彼女が中心となって始めて、遺言に『私が死んでも無名塾だけはやってくださいね』と残している。それでがんばってはきましたけど…」と仲代。「初めは若者を育てるので一生懸命がんばっていましたけど、今は若者たちに支えられてがんばっております」と語った。

 “生涯現役”をモットーに自宅兼稽古場でのエクササイズや、発声練習をしながらの外でのウォーキングを実践しているが、健康でも大変なことがあるという。「年とともにセリフ覚えが大変。だから若い時と比べると10倍ぐらい努力しないとセリフが入ってきません」とし、「昔は比較的、早く覚えたほうなんですが…最近は書いています。筆でセリフを書いてそれを読んで、そうすると体の中にセリフが入ってくるような感じがして…」と秘策を明かした。

 公開中の映画「峠 最後のサムライ」では、役所広司と23年ぶりに共演。弟子について「一緒にやっていて、こんなにうまくなりやがったな!と。昔から才能はあったんですけど、こんなに大きな主役を立派にやっているのはえらいことになったなと…俺も負けちゃいられないぞ!と思いますけど、もう追い越されましたね」と柔らかな笑みを浮かべて称賛。さらに役所からの“恒例の贈り物”について、「毎年、スイカのおいしい時期に大きいのを2つ持って来るんですよ。ずっ~とですよ。それをおいしくいただいているんですけど。何十年もスイカをもらっています。今年も…先ほど食べてきました」と明かした仲代。

 司会の黒柳が、なぜスイカなのか?と問うと、「まだ無名塾にいるとき、故郷から送ってきたスイカを塾へ持ってきたくれたのを(自分が)“うまいな”と言ったのを覚えてたんですね。それでずっと持ってきて…ね。役所さん、ありがとうよ」と、飛びっきりの笑顔でお礼を述べた。

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2022年8月15日のニュース