水木一郎が肺がん公表 6月に手術受け、経過は良好 声帯不全麻痺の症状をきっかけに判明

[ 2022年7月26日 12:50 ]

歌手の水木一郎
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 歌手の水木一郎(74)が26日、自身の公式サイトでリンパ節転移、脳転移を伴う肺がんを患っていることを公表した。

 公式サイトでは「水木一郎は1968年にデビューし、1971年にアニメソングと出会いました。昨年は、本来であればアニメソングデビュー50周年のスタートを切るはずでしたが、コロナ禍であることと体調面の事情から、活動を控えておりました」と説明。「今後、歌手活動を続けるにあたり、事実をお知らせする必要があると感じ、以下の通りご報告をさせていただきます」と続けた。

 「昨年4月、声帯不全麻痺の症状をきっかけに、検査の結果、リンパ節転移、脳転移を伴う肺がんが見つかりました。これらのがんに対しては、放射線治療や薬物療法により病変が落ち着くまでに効果を得ておりますが、現在も定期的に検査をしつつ治療を続けています」と報告。「また、今年に入り新たな肺がんが見つかりましたが、6月に手術を行い、経過は良好です。音声機能については声帯内注入術を実施するとともに言語聴覚士によるリハビリを実施、運動機能については理学療法士によるリハビリを受けて、歌手活動を続行できるよう、日々、励んでおります」と近況を明かした。

 また、「20歳でデビューして以来50年あまり、大きな怪我も病気もなく、休むことなく歌い続けてきた水木一郎にがんという病気を知らせてくれたのは、水木が何よりも大切にしているこの『声』でした。声の不調があったからこそ、がんに気づき、立ち向かうことができました」とし、現在は徐々に活動を再開しているという。

 この夏以降もライブ、イベントなどのスケジュールが入っているほか、アニソンデビュー50周年の企画も進行中だといい、「以前のようなパフォーマンスを取り戻すことは決して簡単ではありませんが、これからも、この病と向き合いながら、『生涯現役』を目標に活動を続けたいと水木も意欲を見せています」と意欲。最後には「みなさまにはご心配、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。みなさまの思いに報いるよう、全力で治療とリハビリに励んでまいります。今後とも、水木一郎をどうぞよろしくお願いいたします」とした。

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2022年7月26日のニュース