中村獅童 子供が歌舞伎を辞めたいと言ったら「その時は辞めた方がいい。僕は止めない」 その真意とは

[ 2022年7月19日 10:31 ]

中村獅童(右)と長男の小川陽喜くん
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 歌舞伎俳優の中村獅童(49)と長男の小川陽喜くん(4)が18日放送のフジテレビ「突然ですが占ってもいいですか?」(後11・00)に出演。子育てについての考えを語った。

 陽喜くんは大きくなったら歌舞伎で何をしたいかと聞かれ、「隈取り!」と即答。

 獅童は「なかなか子供で隈取りの役ってないのでね。大人になって、立派な刀を差して隈取りをしたいみたいとか、見得切ってみたいとか憧れがあるんだと思います。お絵描きが大好きで家でよく描いてるんですけど、その絵がだいたい隈取り」と明かし、「歌舞伎の世界入ったのも、自分で歌舞伎やりたいって言い出したんですよ。僕は一言も誘ったことないんです。歌舞伎が好きで好きで。大きくなったら立派なお役をやってみたいという思いはあるみたい」と語った。

 占い師の木下レオンに「ただ、のちに歌舞伎を辞めたいと大きく言う、と出ている」と指摘され、「その時は辞めた方がいいです。僕は止めないですね。やりたくないのに舞台に出ているっていうのは一番よくないこと。情熱を燃やして夢を持って全身全霊でやらないと、これからもっと若い世代の人たちには届かなくなるし。歌舞伎だからって、みなさん世の中の人は“後を継がないと”とか“道が決められちゃって大変ですね”とか言われるんだけど、そんなことはなくて。辞めるって言った時は辞めた方がいい。次男なんか特に違う仕事やってもらいたいなって」と2人の子供への思いを口にした。

 木下から「もう一人のおぼっちゃまの方が受け継ぐと出ていますね」と言われ、獅童は「へえ。弟は全然違うことやってほしいなあ。僕は一人っ子だからわかんないけど、兄弟で同じ世界にいると、兄弟でライバルにどうしてもなる。いつまでも兄弟仲良くいてもらいたい。勝手な僕の思いですけど」とし、「(次男が)歌舞伎やってみたいって言ったら、辞めろとは言わない。決めつけられることへの反発みたいなものは僕自身にもあった。うちの親も辞めたきゃいつでも辞めなさいって言ってたんだけど、そう言われると、チクショー負けてたまるかという気持ちで続けてこられたのかもしれないですね」と自身の経験も踏まえて語った。

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2022年7月19日のニュース