男闘呼組 29年ぶり復活!成田昭次「より強固になった個性は、いまだに…」

[ 2022年7月17日 05:30 ]

29年ぶりに復活した「男闘呼組」
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 ジャニーズ事務所のロックバンドとして人気を集めた4人組「男闘呼組」が16日、1993年の活動休止以来29年ぶりに再結集することを発表し、TBSの音楽特番「音楽の日2022」に登場した。全盛期さながらのステージングに約30年熟成した男の渋みも加わり視聴者を圧倒した。

 「TIME ZONE」「DAYBREAK」を披露した後、最後の曲に選んだのがメンバーの成田昭次(53)が今年リリースした「パズル」。青春時代を共にしたメンバーを思って制作した曲だ。高橋和也(53)がセンターに立ち、成田と岡本健一(53)がサイドでギターをかき鳴らす。後ろからキーボードの前田耕陽(53)が見守り、バラバラだったパズルのピースが合うように4人が音を紡いだ。

 88年デビュー。翌年に東京ドームを満員にするなど人気を博したが、93年に高橋が解雇されると男闘呼組も活動休止した。同事務所で解散や休止したグループが復活するのは「フォーリーブス」「THE GOOD―BYE」に続き3組目。

 復活ステージは放送前に収録され、急性虫垂炎で生放送を欠席した中居正広(49)も立ち会った。当時のジャニーズを知る関係者は「男闘呼組が一番かわいがっていたのがSMAP。偉大な先輩の再稼働に中居さんも胸を熱くしたはず」と明かした。週初めに行われた収録に参加した番組スタッフは「中居さんは先輩4人をトークで盛り上げてました。体調が悪かったのを周りに気付かれないようにしていたと思います。終わった時にはスタッフ一人一人にあいさつしてました」。無理をしてでも先輩をもり立てようとプライベートで見学に訪れたようだ。番組では中居を交えた5人の写真も公開された。

 グループは「男闘呼組 1988」として、デビュー35年を迎える来年8月まで活動。10月15日には東京ガーデンシアターでライブも行う。岡本は「男闘呼組のつくり出す世界を、ぜひとも生のライブで体感してください」とコメント。成田も「4人それぞれの時間が過ぎ、より強固になった個性は、いまだにまとまることがありません。でもそのぶつかり合いが『男闘呼組』なのだと改めて気付かされました」と4人の絆をうかがわせた。

 《成田ソロ、高橋は俳優…それぞれ違う道で活躍》活動休止後の4人は音楽活動や俳優業など、それぞれの道を歩んでいた。成田はソロ活動とともに自身のバンドでライブハウスを中心に活躍。2009年に活動を休止したが、20年に再開した。高橋は解散翌年に俳優専門事務所に所属。米国放浪の旅を経験した後、舞台・ドラマ・映画などに数多く出演している。岡本は舞台を中心に活躍。ジャニーズ事務所とはエージェント契約を結んでおり、息子の岡本圭人(29)は同事務所所属。21年の舞台で父子共演を果たした。前田は高橋とバンドを結成するなど、バンド活動中心に活躍。舞台では演技だけでなく、演出を務めることもある。

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2022年7月17日のニュース