来年大河「どうする家康」主演・松本潤 愛知で撮入!金の鎧姿も初公開 初日から「どうする?重いシーン」

[ 2022年6月6日 15:05 ]

来年の大河ドラマ「どうする家康」の主演を務める嵐の松本潤が愛知県内でクランクイン。金色に輝く鎧姿を初披露(C)NHK
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 来年2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の主演を務める嵐の松本潤(38)が5日、物語の主舞台の一つ、愛知県内でクランクインした。6日、同局が発表した。出演決定から約1年半、準備を重ねてきたとあり「“いよいよ始まったな”という感じです」と率直な心境を明かした。金色に輝く鎧に身を包んだ姿も初公開。「初日は家康がまさに“どうする?”と揺さぶられるシーンでスタートを切りました。“なぜこんな重いシーンからなの?”と思うようなシーンでした」と1年以上の長丁場が始まる初日を振り返った。

 物語は、徳川家康と名乗る前の若き松平元康時代からスタート。クランクイン初日は、仕えていた今川義元(野村萬斎)が桶狭間で討たれた後、織田家と今川家のどちらにつくべきか、元康が揺れるシーンを撮影した。

 制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーは「松本潤さん演じる青年・松平元康(のちの徳川家康)が身に着けている鎧は、金荼美具足。今川義元から授けられた金色に輝く鎧も、今川と織田のはざまで揺れる中、どこか色褪せて見えます。まさに“どうする家康”のシーンから撮影は始まりました」と説明した。

 大河ドラマ62作目。「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」などを生み出した希代のストーリーテラー・古沢良太氏が手掛けるオリジナル脚本。大河脚本は初挑戦となる。乱世を平定し、東京の礎となる江戸を築いた家康を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。

 松本は大河ドラマ初出演にして初主演。08年の映画「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」、19年のNHK「永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~」に続く3度目の本格時代劇となる。

 ▼松本潤 出演が決まってから、およそ1年半。所作や馬術などの稽古やスタッフの皆さんとの打ち合わせを重ねてきて「いよいよ始まったな」という感じです。初日は家康がまさに「どうする?」と揺さぶられるシーンでスタートを切りました。「なぜこんな重いシーンからなの?」と思うようなシーンでしたが、特に物語の前半、若き家康にとっては自分の思い通りにならないことばかり。憤り、悲しんで、悔しがる場面が続くと思います。家康が周囲からプレッシャーをかけられたり、サポートされたりしながら多様な人間関係を築いていったように、僕自身もこれから1年以上の撮影の中で、共演者の皆さんとの時間を重ねつつ、丁寧に作品をつくっていきたいと思います。

 そして、クランクインした愛知県は、戦国の世を終わらせた家康公にとって出発の地ともいえる場所です。東京から移動する時間が、さらに気持ちを高めてくれる感覚もありました。家康公という誰もが知る人物を演じるプレッシャーも感じますが、地域の皆さんからのパワーを頂いて、この作品ならではの家康像を表現していけたらと思います。

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2022年6月6日のニュース