萩谷麻衣子弁護士 国民民主党の予算案賛成に「ちょっと信じがたい。与党の中に入りたいのかな」

[ 2022年2月23日 14:21 ]

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 弁護士の萩谷麻衣子さんが23日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。国民民主党が22日の衆院本会議で2022年度当初予算案に賛成したことに言及した。玉木雄一郎代表は異例の賛成討論に臨み「トリガー条項凍結解除によるガソリン値下げを岸田文雄首相が検討すると明言した」と訴えた。

 衆院事務局によると、少数政党を除く主要野党が当初予算案に賛成するのは、1994年度予算案の社会党と新党さきがけ以来となる。災害対策が含まれる補正予算案に野党が賛成するケースはあるが、当初予算案への賛成は極めて珍しい。予算案賛成について、玉木氏は本会議の討論で「新型コロナウイルス禍の緊急事態で予算の早期成立が求められている。賃上げや人づくりを重視する(岸田政権の)姿勢は、国民と方向性が同じだ」と理由を説明。原油価格高騰などを踏まえ「前例踏襲の対応ではなく、何が今の国民生活と経済に最良かという観点から判断した」と述べた。予算案への反対を主張していた国民の前原誠司代表代行は、体調不良を理由に採決を欠席。党幹部は処分の対象にならないとの認識を示した。

 萩谷氏は「トリガー条項凍結解除を検討するとは岸田総理は言いましたけど、それをすると言ったわけではないのに、予算案を賛成するということは、政府の政策全般に包括的に賛成するという姿勢だと思うんですね。それを野党としてやるというのは、ちょっと信じがたいし、今後こういう態度をとるってことは与党の中に入りたいのかなとしか考えられないなと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年2月23日のニュース