フットボールアワー結成前は別コンビで芸人引退も覚悟…後藤「告げようとした日」に岩尾から思わぬ告白

[ 2022年2月23日 12:48 ]

「フットボールアワー」の(左から)岩尾望、後藤輝基
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 お笑いコンビ「フットボールアワー」が、22日放送のテレビ朝日系「ロンドンハーツ」(火曜後11・15)に出演し、コンビ結成秘話が明かされた。

 この日は、コンビが周囲から褒められているところや、良いところがクイズとして出題され、それを自分たちで解答する、ちょっぴり気恥ずかしい企画。番組には岩尾望に深い関係のある2人がコメントを寄せ、クイズとして出題された。

 まずVTRで登場したのが、岩尾が以前、組んでいたコンビ「ドレス」の元相方で、現在漫画家として活動するカネシゲタカシ氏。「もともと岩尾はいじられるのが好きじゃない」としつつ、後藤輝基が岩尾をブサイクネタ、ハゲネタなどでいじる姿に、「その殻を破ることができたというのは、岩尾が100%の信頼を後藤に寄せているからだと思います」と分析した。

 さらに、フット結成を後押しした、元「ヒュー」の永瀬健太郎氏からもコメントが。岩尾、後藤ともにそれぞれのコンビを解散する前の話で、「後藤も岩尾も2人でコンビを組むことは心の中で決まっていたみたいなのですが、『ネタは作れても売れる自信がないと、だから構成作家になる』と、2人ともそろって同じことを言っていました」と明かした。

 当時、芸人の仲間内でも2人がコンビを結成するかどうかが話題になっていたようで、永瀬氏は「僕からしたら、この2人がコンビを組んだら間違いなくおもしろくなるというのがあったので、当時、反対派もいたんですが、賛成派として2人を後押ししていました」と話した。

 構成作家への転身について、岩尾は「何となく思いました。コンビを解散する時にそれはちょっと思ってました」と認めた。後藤も「(組んでいたコンビを)辞めて、ドレスの作家さん、ネタを一緒に作っての作家さんになろうと思っていた。それを告げようとした日に、岩尾が『解散すんねん。作家になるわ』と言うてきた」と、偶然の出来事を打ち明けた。

 そんな2人のコンビ結成に、「次長課長」の河本準一は懸念を示していたという。「僕が一番、反対したんじゃないかな?大反対。2人の主張が強すぎて、絶対に折れることがないんだろうなと思っていたの。性格上。だったら最初から組まない方がいいと、俺はずっと言ってた」。お互いの性格的な部分を心配していたが、後藤から「僕が岩尾の良さを完全に引き出してツッコミに回る」と聞かされ、「それならまだ分かるかなと。(後藤は)めちゃくちゃ生粋のボケですから」と納得したことを明かした。

 当時の岩尾、後藤はともにボケだった。河本は「『ツッコミやったことないのにどうやるの』って言ったら、自分でも笑い取れるツッコミを自分で考えたの。だから天才(的)なたとえツッコミが出てきた」と、後藤の代名詞たとえツッコミが生まれたきっかけについても触れた。

 河本の話を受け、岩尾は「僕も後藤のボケがおもしろいと思っていたので、僕もツッコミやってもええなと思ってた」と打ち明けた。一方の後藤は、「『コンビ組もう』となって、一番最初に議題を挙げたのが、岩尾の『さあ、どっちがツッコミする?』っていう(内容)。『いや、俺やろ!』っていうのが最初のツッコミ」と明かし、出演者を感心させていた。

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2022年2月23日のニュース