楠田枝里子 ワリエワ傷だらけの暫定4位に「CASもIOCも罪なことをやってしまったなという印象」

[ 2022年2月18日 13:05 ]

楠田枝里子
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 フリーアナウンサーの楠田枝里子(70)が18日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)にリモート出演。北京五輪フィギュアで、昨年12月のドーピング違反が判明しながら個人種目出場を認められたワリエワ(15、ロシア・オリンピック委員会=ROC)がフリーでミスを連発して5位にとどまり、合計224・09点の4位でメダルを逃したことに言及した。

 ワリエワは、最終25番滑走で冒頭の4回転サルコーは着氷したが、次のトリプルアクセル(3回転半)はステップアウトで手をついた。4回転トーループはステップアウトで、続く3回転トーループは転倒。2本目の4回転トーループも転倒した。五輪のプレッシャーに加え、ドーピング騒動の影響は明らかだった。

 楠田は「CAS(スポーツ仲裁裁判所)もIOC(国際オリンピック委員会)も罪なことをやってしまったなという印象ですね」と言い、「CASは、まだ15歳だから、もし出場停止になったとしたら大きなダメージを与えてしまうというようなことをおっしゃいましたけれども、それは低年齢であればドーピングをしても大目に見てもらえるというような誤ったメッセージを発信することになってしまったと思います」と指摘。

 そして、「昨日のフリーの演技も私、見ました。でもワリエワさんの演技は本当につらくて見てられなくて、もう涙がこぼれました。本当に苦しかっただろうと思います」と言い、「出場できなくて大きなダメージを受けたよりも、なお一層大きな心の傷を、一生かけても償い切れないような大きな傷を彼女は受けてしまったと思います」と自身の思いを話した。その上で「そういう状況に追い込んでしまったCASもIOCも、それからロシアの彼女を取り巻くメンバー、組織の人々も大いに反省してもらいたいというか、責任を感じてもらいたいと思います」とした。

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2022年2月18日のニュース