橋下徹氏 石原慎太郎氏を追悼、昨年12月に自宅訪問、最後は「“友よ、ありがとう”と握手を」

[ 2022年2月2日 09:01 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が2日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にリモート出演。1日に死去した元東京都知事で作家の石原慎太郎氏(享年89)を追悼した。

 石原氏は、東京都知事を13年半務め、タカ派政治家の代表格としても知られた。2013年に軽い脳梗塞を発症したが、14年の政界引退後も精力的に執筆活動を続けた。翌15年2月に再び脳梗塞を発症してリハビリを続けていた。差別的発言で物議を醸すことも少なくなかった。「『NO』と言える日本―新日米関係の方策―」など多くの著書を残した。膵臓(すいぞう)がんを昨年10月に再発していた。

 2012年に石原氏が結成した「太陽の党」と、「日本維新の会」が合流。当時、石原氏とともに共同代表を務めるなどした橋下氏は「いろいろご体調のことは聞いていましたので、この時期なのかっていうふうに思いました。いろいろと本当にランダムに家に電話なんかかけてくださって、“体調どうですか”なんてこともお聞きしてたんですけれども、本当に残念です」と偲んだ。

 最後に会ったのは、昨年12月13日に石原さんの自宅を訪問した時だという。「いろいろとゆっくりお話をさせてもらいました。その時も元気で、いつもお話しすると、たわいもない話から国のこととか、最後にやっぱり皇室のこと、靖国神社のこと、核ミサイルのこと、それとは全然別のうちの子供の話だったりだとか、本当に元気な姿で、ただちょっと車イスに乗られていたんですけども、石原節、最後まで健在でしたよ」と言い、「最後にお別れする時に、40(歳)も下じゃないですか、僕なんか。子供以下の年にもかかわらず、最後に玄関までお見送りくださって“友よ、ありがとう”って言って最後、握手をして別れたんです」と振り返っていた。そして「いろいろ功罪あると言われてますけれども、これだけ国を引っ張って来て、一時代を築いてこられて、飲まれた時には、しんどい部分も話してくださったんですけれども、でも本当にここまで日本を引っ張ってくださって、ありがとうございました。これからは安らかにお眠りください」と悼んだ。

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2022年2月2日のニュース