森田豊氏 現状での緊急事態宣言発出について私見「きょうにも明日にもということではないと思います」

[ 2022年1月31日 15:08 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 医学博士の大妻女子大・森田豊特任教授が31日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。国内で30日に、新たに7万8128人の新型コロナウイルス感染者が確認されたことに言及した。

 7万人を超えるのは5日連続。都道府県別では、東京1万5895人、大阪9135人、神奈川6141人、埼玉5315人など。東京都は病床使用率が50%に達した段階で、緊急事態宣言の要請を検討するとしており、小池百合子知事は30日夜、要請に関し「繁華街の夜の滞留人口は抑制されている。病床は重症、中等症など中身もあり、総合的に検討する。国が決められる緊急事態宣言の内容も、オミクロン株に対しどういう対応なのか、しっかりうかがっていきたい」と発言。岸田文雄首相は31日、東京都に発令する考えがあるかどうかを問われ「現時点では、国としては検討していない」と否定した。

 石井亮次アナウンサーが「緊急事態宣言、きょうにも明日にもということではなさそうということに関して」と聞くと、森田氏は「極めて難しい政治判断だと思いますけれど、きょうにも明日にもということではないと思いますね」と言い、「医療ひっ迫のあり方がこれまでのひっ迫とちょっと異なっていて、重症病床使用率は低いと。だけど、いわゆる中等症とか軽症の患者さんのベッドが埋まりつつあるという状況で、さらには1番困っているのは発熱外来などの診療態勢が非常にうまくいっていないということなんですよね」と指摘。

 そして、「ですから命を守るということからすると、一定の確率で重症者の中から命を落とす方もいらっしゃいますけれども、緊急事態宣言を出すということに関しては、ちょっと厳しいのかなと。政治家としては、判断が厳しくなるのかなというふうに思います」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2022年1月31日のニュース