エランドール賞2年連続授賞式中止 コロナ禍受け 「制作現場知る協会が感染を拡大させるわけには」

[ 2022年1月31日 14:35 ]

 日本映画テレビプロデューサー協会は31日、2月3日に予定していた「2022年エランドール賞授賞式」の中止を発表した。昨年に引き続き2年連続。

 発表によると「開催に向けて鋭意準備して参りましたが、新型コロナウイルスの感染はかつてない程拡大しています。このような事態を受け、当協会はエランドール賞緊急委員会を開催し授賞式の全面中止を決定いたしました」とし、「制作現場を知るプロデューサー協会が感染を拡大させるわけにはいきません。栄えある受賞者や関係者の皆様には大変申し訳なく存じますが、皆様の安全のため何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」とした。

 受賞者の発表については2月3日の午後に書面で行う。贈賞は後日個別にするとしている。

 同賞は協会が選定する映画、テレビ番組作品、新人俳優、番組プロデューサーなどに送られる賞。

 昨年は新人賞に賀来賢人、伊藤沙莉、北村匠海、上白石萌音、窪田正孝、浜辺美波、成田凌、森七菜が選出された。特別賞は、TBS日曜劇場「半沢直樹」制作チーム、劇場版「鬼滅の刃 無限列車篇」製作委員会、映画「今日から俺は!!劇場版」が受賞。「プロデューサー賞☆田中友幸基金賞 プロデューサー奨励賞」の映画・プロデューサー賞は「罪の声」、同プロデューサー奨励賞は「スパイの妻」、テレビ・プロデューサー賞はNHK連続テレビ小説「エール」、同プロデューサー奨励賞はTBS「MIU404」がそれぞれ受賞した。

 また長年俳優や映画プロデューサーとしても活躍し、20年11月に死去した東映グループ会長の岡田裕介さんに特別顕彰が送られた。

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2022年1月31日のニュース