八代英輝氏 赤木ファイル開示に「意に反する改ざんをさせられた…国は真摯な態度で対応すべき」

[ 2021年6月24日 12:00 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(56)が24日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんで、2018年3月に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さんが改ざん過程を記した「赤木ファイル」について言及した。

 赤木さんの妻雅子さん(50)は同日、日本外国特派員協会(東京)で記者会見し「夫の死後、職場で何があったか知りたいと思ったが(何も教えてもらえず)国に裏切られ続けた」と語り、「改ざんを主導した佐川氏や理財局内部のメールは開示されていない」と指摘。「国は第三者委員会による再調査をして、事実を細部まで明らかにして未来への教訓にすべきだ」と訴えた。「赤木ファイル」は22日に雅子さん側に開示。財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官(63)が改ざんを指示したとする内容や、赤木さんが理財局側に抗議したことがうかがえる文書があった。

 八代氏は「妻の雅子さんの思いと言うのは非常によく分かります。決済された後の文書に対しての改ざんを命じられて、意に反する改ざんをさせられた」と指摘。雅子さんが、国に損害賠償を求めた訴訟について「この裁判で問われているのは国と佐川理財局長(当時)に対する損害賠償請求。今回、そのファイルについては、それを裏付けるに十分な証拠だったと思います。ですから国は真摯な態度でこれに対応すべきだと思います」と自身の思いを話した。

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