「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」で知られる作曲家の大中恩さんが死去

[ 2018年12月4日 18:30 ]

2017年インタビューに答える大中恩さん
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 「サッちゃん」「いぬのおまわりさん」などの童謡で知られる作曲家の大中恩(おおなか・めぐみ)さんが3日午後9時40分、菌血症のため東京都港区の老人ホームで死去した。94歳。東京都出身。葬儀は8日正午から東京都港区赤坂1の14の3、霊南坂教会で。喪主は妻でソプラノ歌手の北原聖子(きたはら・せいこ、本名大中清子=おおなか・せいこ)さん。

 東京音楽学校(現東京芸術大)作曲科を卒業。作曲家の中田喜直さんらと作曲家集団「ろばの会」を結成し「サッちゃん」や「いぬのおまわりさん」など、子どものための歌を多く作曲した。

 1957年から30年間にわたり、自作を歌う合唱団「コールMeg」を主宰し、合唱曲や歌曲も多く手掛けた。

 89年紫綬褒章、95年旭日小綬章。父は「椰子の実」の作曲家でオルガン奏者の大中寅二さん。

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2018年12月4日のニュース