PKCZ世界デビュー、MAKIDAI「限界まで挑戦」北海道での事故乗り越え復活

[ 2018年1月23日 06:45 ]

世界デビューが決まったPKCZ(R)。左からDJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMA
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 EXILEのMAKIDAI(42)らによる音楽ユニット「PKCZ(ピーケーシーズ)」が世界デビューする。

 オランダのダンスミュージックの名門、スピニンレコードと契約した。グラミー賞に24回のノミネートを誇る米ラッパーのスヌープ・ドッグ(46)と共演した「BOW DOWN」を2月23日に配信する。MAKIDAIは「あの事故で死ななかったということは、まだやることがあるということ。生かされたので限界まで挑戦したい」と語った。

 16年12月に交通事故に遭い、メンバー3人が肺挫傷、肋骨骨折などで全治1〜8カ月の重傷を負った。頭から出血し、血まみれで救出されたMAKIDAIは死に直面しながら、不屈の闘志で昨年2月に復帰。ほかの2人も驚異的な回復を見せ、昨年6月に全員がステージ復帰した。

 「みんなが“このままじゃ終われない”って思って1年ちょっとでここまで復活できた。自分次第でなんとかなる。海外にも自分たちから貪欲に挑んでいこうと思った」

 復帰の場に選んだのは、昨年6月にシンガポールで行われた「ウルトラ」。翌7月にベルギーで行われた「トゥモローランド」と世界的なダンス音楽祭に続けて出演し、海外への手応えをつかんだ。メンバーのVERBAL(42)がスピニンレコードのレーベルを運営する友人に売り込み、契約に至った。

 同レコード会社は米誌フォーブス選出「世界で最も稼ぐDJランキング2017」の1、2位が所属する名門。PKCZは昨年末、格闘技イベントのRIZINと組んで音楽祭を開催したことでも話題になったクリエーティブ集団だけにMAKIDAIは「音楽だけでなく可能性を広げ活動したい」と熱く語った。

 ◆PKCZ(ピーケーシーズ)プロデューサーのEXILEのHIROをはじめ、MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMA(42)の4人組。14年デビュー。昨年8月に初アルバム「360°ChamberZ」発売。15年10月に米歌手ジャネット・ジャクソン(51)とコラボ曲「ノー・スリーブ」を発表。

 ▼PKCZの事故 16年12月24日午前0時半ごろ、北海道七飯町の国道5号で発生。MAKIDAIら7人を乗せたワゴン車が国道沿いのコンビニを出て右折しようとしたところ、直進してきた大型トラックがワゴン車の右側面に衝突。ワゴン車はアイスバーン状態の路面にタイヤが取られ、吹雪で視界も悪かった。スタッフ3人、運転手もケガをしたが、いずれも命に別条はなかった。7人は公演のある札幌ドームに移動中だった。

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