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京口紘人 まさかの判定負けに「腹立たしい…」 現役引退も示唆「現役でもう一度という気持ちはない」

[ 2024年5月11日 23:16 ]

京口紘人
Photo By スポニチ

 プロボクシング前WBA世界ライトフライ級スーパー王者でWBA世界フライ級2位の京口紘人(30=ワタナベ)が11日に自身のYouTubeチャンネルを更新。同日に行われたビンス・パラス戦直後の心境を語った。

 対戦相手のパラスとは18年5月にIBF世界ミニマム級王者時代に対戦し、ダウンを奪われながらも大差の判定勝ちを収めた。6年ぶりの再戦となった一戦は、京口が優勢に試合を進めているように見えたが、判定は97―93が2人、96―94が1人の0―3で敗れた。

 京口もこの結果には信じられない表情を見せてそのままリングから降りた。試合後に自身のSNSでは結果は「判定で負けました は?ふざけんな」と判定結果に不満を示すような投稿をした。

 ホテルの部屋で妻がカメラを回す中で現在の心境を語り始めた。「負けたら納得しないといけない気持ちもあるけど、今回の結果は“え?”って感じ。プロで2敗目だけど今回は悔しい気持ちがなくて、(結果に)納得もできない。“これがボクシングなん!?”って感情で腹立たしい」と試合直後の心境を吐露した。

 京口は相手を称えながらも試合中に手応えを感じていて、勝った自信もあったという。しかしまさかの結果に終わり、試合直後の時点で現役続行の気持ちが出てこなかったと明かした。

 今回の結果については抗議したい気持ちもないという。「冒涜されたというか…悔しいじゃなくて腹立つって感じ。戦っている人にしかわからない気持ちかもしれない」と語った。

 そして「簡単には言えないけど、現役でもう一度という気持ちはないですね。ボクシングをやってきて初めての気持ち。自分を第三者の目線で見た時に“今すぐやめるとか言わなくてもいいんじゃない?”って気持ちもわかるけど、今はボクシングと向き合う自信がないというのが正直な感想です。今はよくわからない感情」と現役引退を示唆するような言葉を口にした。

 最後に「本当にたくさんの応援ありがとうございました」とファンの人たちに感謝して動画を締めた。

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