巨人・杉内コーチ 先発飛ばした菅野について「トモは大丈夫」 赤星は「必死に投げている」

[ 2024年5月18日 18:38 ]

セ・リーグ   巨人3―4広島 ( 2024年5月18日    マツダ )

<広・巨>巨人先発の赤星(撮影・奥 調)
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 巨人は広島に敗れて2連敗。5カードぶりの負け越しが決まり、貯金が3に減った。今季最多14安打を放つも15残塁の拙攻だった。

 2017年から18年にかけて13連敗を喫し、昨季も3勝9敗だった“鬼門”マツダでは今季もここまで0勝3敗2分け。白星が遠くなっている。

 今季4度目の先発登板となった3年目右腕・赤星優志投手(24)は勝利投手の権利が懸かった5回に逆転されて5回8安打3失点で降板し、昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来228日ぶりとなる今季初勝利を逃して今季4敗目。

 ここまで4勝0敗、防御率1.37の菅野智之投手(34)が体調不良のため16日に出場選手登録抹消となり、先発予定だった18日の登板を回避。赤星に代役が回ってきたが、チャンスを生かし切れなかった。

 試合後に取材に応じた杉内俊哉投手チーフコーチ(43)は赤星について「久々の先発というのもあったから、だいたいこっちも5回くらいまでかなと思ってたから。球数的にも余裕があったんでね、4回までは。5回につかまっちゃったんでね。なんとか乗り切ってほしかったなと思うんだけど」と残念そう。

 急きょ務めた代役先発だったが、「そうねぇ、まぁ、もうひと踏ん張り、ね。赤星が勝つ、勝ち星が付くには、あそこ踏ん張っとけば、もしかしたら勝ちがついている可能性があるからね。本人も抑えようと思って必死に投げているから。結果論になっちゃうからさ、どうしても、ね。あそこを乗り切ってもらいたいなと思います」とコメントした。

 そして、「追い込むまではいって、そこからヒット打たれたりとかね。初球に、安易にはいってないんだろうけど、ヒットを打たれたりとかね。でも、打たれるということは反省ができるから。フォアボールじゃないから。そこは、次の登板に向けてね、しっかり反省してもらいたいなと思います」とし、5回、小園に左前へ打たれた逆転の2点適時打についても「相手が一枚上手だったかなと。でも、あそこはね、フォアボールでもいいっていうところでもあったから。あそこでしっかりワンバン投げきらなきゃいけなかったかなと思いますね」と悔やんだ。

 来週については「ちょっとそれも、相談しながら、やっていこうかなと思います」とし、菅野については「トモは大丈夫だと思うんで」と軽症を強調。

 また、マツダで苦戦する投手陣については「ヒットも結構打たれているんでね、自分たちが思っているよりも高めにいくのかもしれないし。でも、そんなこと言ったってね、投げなきゃいけないんでね、抑えなきゃいけないんで、ピッチャーは。1点でも少なく、自分のピッチングができればいいと思います」と話していた。

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