ド軍指揮官 大谷の日にリーグ単独トップ13号の大谷翔平に「意義のある日にホームランを打った」

[ 2024年5月18日 14:23 ]

ナ・リーグ   ドジャース7―3レッズ ( 2024年5月17日    ロサンゼルス )

試合中、ロバーツ監督(右)と話し合うドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 ドジャースの大谷翔平投手(29)は17日(日本時間18日)、本拠ドジャースタジアムでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席に3戦ぶりの一発とする今季13号を放ち、リーグ単独トップ&両リーグ最多タイとなった。本塁打ペースは本塁打王を獲得した昨年に並ぶ44発ペースと両リーグでの2年連続本塁打王へ順調に量産している。チームは7―3で競り勝ち、連敗を2で止めた。

 ドジャース・ロバーツ監督はリーグ単独トップ13号を放った大谷について「ボブルヘッドの日には打てなかったが、意義のある大谷翔平の日にホームランを打った。今日打てて良かった。外角、膝のあたりの球で、反対方向にスピンが良くかかっていた。彼はプレーで驚かせ続けてくれる」と称えた。

 大谷は過去の対戦で投手別では最多の4本塁打、11打点をマークし、対戦打率.417と好相性の右腕モンタスに対し、3回1死一塁の第2打席で捉えた。甘く入った初球の速球を捉えると、打球速度104.5マイル(約168.1キロ)、28度の角度で飛び出した打球は左翼前列の368フィート(約112.1メートル)地点に飛び込む2ランとなった。ダイヤモンドを一周する際も、ベンチに帰ってからも満面の笑みを浮かべていた。

 空振り三振に倒れた第3打席の後、大谷がロバーツ監督とベンチ内で直接話し合う場面があった。ロバーツ監督がグラブを模した左手の中でスプリットの握りとグラブの動きを見せ、大谷も指揮官に自身の考えを述べるような姿もあった。投手の癖について話し合い、指揮官が相手投手の癖を大谷に伝えた可能性もある。

 3―3の7回1死一塁の第4打席は3番手右腕クルーズと初対戦。この打席はスプリットを打ち損じて一ゴロに倒れたが、3―6―3の併殺を狙った遊撃デラクルスの送球が一塁側カメラマン席へ飛び込み、大谷は二塁へ進んだ。3番フリーマンが申告敬遠で歩かされて2死一、二塁から4番スミスが中前へ勝ち越しの適時打を放ち、大谷が勝ち越しのホームを踏んだ。この回は相手の暴投も絡んでもう1点を追加し、2点を勝ち越した。

 米ロサンゼルス市は17日、ドジャースの大谷翔平投手(29)の背番号にちなんで5月17日を「ショウヘイ・オオタニ・デー」(大谷翔平の日)とすることを正式に決め、その認定証を大谷に授与。式典で大谷は「ロサンゼルス市議会の皆様、本当にありがとうございました。この日を私の日としていただき、ありがとうございます。ドジャース球団とすべてのファンにも感謝します」とあいさつした。また、17日は父・徹さんの62歳の誕生日。それぞれの記念日に自ら祝砲を打ち上げた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月18日のニュース