大谷翔平の元同僚フレッチャー 水原一平被告の胴元通じて賭博していたとESPN報道 知人は野球賭博

[ 2024年5月18日 10:37 ]

昨年3月のWBCで大谷(右)と記念撮影するフレッチャー
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 米スポーツ専門局「ESPN」は17日(日本時間18日)、ドジャース・大谷翔平投手(29)のエンゼルス時代の同僚で、現在はブレーブス傘下3Aでプレーするデービッド・フレッチャー内野手(29)とその知人が銀行詐欺の疑いで訴追された水原一平容疑者(39)が賭け金を預けていた違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー氏を通じてスポーツ賭博をしていたと報じた。

 ESPNは「情報筋によると、2018年から2023年まで大谷のチームメートであり、野球界で最も親しい友人の一人と言われているフレッチャーは、マシュー・ボウヤーのブックメーカーで賭けを行った。検察によれば、大谷選手の元通訳である水原一平氏もボウヤー氏と賭けをしており、最終的には日本のスーパースターから1700万ドル近くを盗んで依存症になった」と伝えた。

 また「フレッチャーの親友で、2018年から2020年までカンザスシティ・ロイヤルズのマイナーでプレーしたコルビー・シュルツは、フレッチャーがチーム在籍中に出場したエンゼルスの試合を含め、野球で賭けをしたと複数の情報筋がESPNに語った」とした。

 情報筋によると、フレッチャーはいくつかのスポーツには賭けていたが、野球には賭けていないという。同局は「MLBの選手や従業員は、野球以外のスポーツに賭けることが許されている。リーグのルールブックには、違法なブックメーカーで賭けをした選手はコミッショナーの裁量で処罰の対象になると書かれている。出場していない野球の試合に賭けた選手は1年間の出場禁止。自分の試合に賭けた選手は永久追放となる」と報道。また「MLBはコメントを控えたが、リーグ関係者がESPNに語ったところによると、フレッチャーはこれまで調査を受けていなかったが、今後は調査を受ける見込みだという。フレッチャーは複数回のコメント要求には応じなかった。彼は金曜日の夜、メンフィス・レッドバーズとのグウィネットの試合で2番を打っていた。シュルツとは連絡が取れなかった。カリフォルニア州中部地区連邦検事局は、ブレーブス同様コメントを拒否した」と伝えた。

 米司法省は15日、水原一平被告の次回審理が6月4日(同5日)にカリフォルニア州サンタアナの連邦地裁で開かれると発表した。銀行詐欺などの罪を認める見通し。5月14日の罪状認否では手続き上の理由から形式的に無罪を主張していた。有罪答弁を受けて判決を言い渡す期日が決まる。判決の期日は数カ月後となる可能性が高いとした。水原被告は既に罪を認める司法取引に応じており、連邦地検が刑の軽減を申し入れる。

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