ドジャース指揮官 自身初1試合4盗塁で両リーグ断トツ30盗塁のデラクルスに脱帽「感心するしかない」

[ 2024年5月17日 15:09 ]

ナ・リーグ   ドジャース2―7レッズ ( 2024年5月16日    ロサンゼルス )

試合後、取材に応じるドジャース・ロバーツ監督(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)は16日(日本時間17日)、本拠ドジャースタジアムでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席は四球を選んで歩き、今季11度目の盗塁に成功。しかし、その後2打数は快音なし。0―7の9回には代打を送られ、連続試合安打が3で止まった。

 初回の第1打席は変則左腕スーターとの対戦。変則フォームにタイミングを合わせづらそうにしながらもフルカウントからボール球を見極めて四球を選んだ。その後一塁走者としてスーターのけん制球が左太腿を直撃。大谷が苦悶(くもん)の表情を浮かべ、場内からはスーターにブーイングが浴びせられた。しかし、4番T・ヘルナンデスの打席の際に今季11個目の盗塁となる二盗に成功。左太腿直撃の影響を感じさせないプレーを見せた。二盗後は、注目の遊撃手デラクルスと笑顔で言葉をかわす場面も見られた。

 一方のデラクルスは4安打を放ち、自身初の1試合4盗塁を決めて勝利に貢献。盗塁数は両リーグで20盗塁到達者も不在の中で断トツの30盗塁に到達した。ドジャースにとっては、4月20日のメッツ戦で6失点して以降、連続4失点以下の球団記録は22で止まり、23試合ぶりの大量失点。チームは3連敗を喫した4月20日のメッツ戦以来の2連敗を喫した。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、この日のデラクルスの活躍について「ファンを楽しませる5ツールプレーヤー。野球のフィールド上で彼にできないことは何もない。才能には感心するしかない。彼を封じるには塁に出さないことだが、それがうまくいかないと大変なことになる。球界で最も速い選手の一人だし、大きくて(1メートル95センチ)、パワーがあって、しかも強肩。そして見ての通り塁に出たらとても積極的だ。そしてそれはレッズ球団のプランでもある。デラクルスだけでなく、チーム全体がアグレッシブだ」とお手上げといった様子だった。

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