【大谷翔平と一問一答】心臓病を克服した少年を招待した試合で一発届けられず「勝てたら一番良かった」

[ 2024年5月17日 14:55 ]

ナ・リーグ   ドジャース2―7レッズ ( 2024年5月16日    ロサンゼルス )

始球式を務めたアルバート君(右)と記念撮影するドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)は16日(日本時間17日)、本拠ドジャースタジアムでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席は四球を選んで歩き、今季11度目の盗塁に成功。しかし、その後2打数は快音なし。0―7の9回には代打を送られ、連続試合安打が3で止まった。

 エース右腕タイラー・グラスノー投手(30)が5回4失点と誤算で、チームも4月20日のメッツ戦で6失点して以降、連続4失点以下の球団記録は22で止まり、23試合ぶりの大量失点で敗れた。チームは3連敗を喫した4月20日のメッツ戦以来の2連敗を喫した。

 大谷の一問一答は以下の通り。

――試合前に心臓病を克服したアルバート・リー君(13)らを招待した始球式について。
「いい思い出に始球式がなってくれればうれしいと思います」

――病気を抱えているファンと触れ合う時間は?
「自分が子供時代にこういうことがあればいい思い出になると思いますし、第一にチームが好きで来てくれたので僕も感謝したいと思います」

――今季MLB最多5万3527人のファンが来たことについては?
「素晴らしい風景でしたし、選手冥利に尽きる。本当に壮観で、プレーしていて素晴らしい瞬間だったと思います」

――レッズのデラクルスの活躍を見て。
「もちろん素晴らしい選手で得点の起点になっていたので素晴らしい活躍だった」

――子供の頃に逆の立場で(アルバート君のような)ああいう経験はあった?
「ないです。僕は1回しかプロ野球の試合を見たことがないので。もちろん始球式みたいなものもないです」

――始球式の経緯は?
「もともと球団から奥さんとかどうですかと言われていたんですけど、光栄なことですけど本人と話して違う子にというか。野球の好きな子や、あまり観に来られない病院の子だったりとかそっちの方がいいんじゃないかなという感じで決めました」

――アルバート君は野球を頑張っている。
「難しい状況の中で好きで野球をやってくれたらうれしい。今日はいい思い出になってくれたらそれで十分かなと思います」

――球団のSNSでも投稿されていたが、子供が喜んでいるのを直に見るのは?
「喜んでくれたらもちろんすごくうれしいです。何より勝てたら一番良かったですけど、なかなかそういうわけにはいかなかった。また切り替えて。明日見るかも分からないですし、勝てるように頑張りたいと思います」

――盗塁はいいペースで成功しているが、盗塁について考えていることは?
「スタートが全てじゃないかなと思う。走り出したらいくしかないですし、あとはスタートを切るタイミングと勇気が一番かなと思います」

――プレーする側として夢を与えようと思ってプレーしていないと言っていたが、結婚してチームも変わって環境が変わる中、野球界への貢献など考え方の変化は?
「変化はないですね。与えるつもりはないというか、押しつけるものではないと思っているだけなので。もちろん受け取る側の問題でもありますし、今日もそうですけど、元気が出て頑張りたいと思ったっていうのは受け取る側がそう感じ取ってくれるものではあると思うので、もちろんそう思ってくれるのはうれしいこと。一番は自分のやることをまずしっかりやって、それを何か感じてくれたらどんな人でもうれしいと思います」

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