大谷翔平 真美子夫人の始球式提案されるも心臓病の少年を招待した理由 夫人と相談「そっちの方が」

[ 2024年5月17日 14:00 ]

ナ・リーグ   ドジャース2―7レッズ ( 2024年5月16日    ロサンゼルス )

始球式を務めたアルバート君(右)と記念撮影するドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)は16日(日本時間17日)、本拠ドジャースタジアムでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席は四球を選んで歩き、今季11度目の盗塁に成功。しかし、その後2打数は快音なし。0―7の9回には代打を送られ、連続試合安打が3で止まった。

 初回の第1打席は変則左腕スーターとの対戦。変則フォームにタイミングを合わせづらそうにしながらもフルカウントからボール球を見極めて四球を選んだ。その後一塁走者としてスーターのけん制球が左太腿を直撃。大谷が苦悶(くもん)の表情を浮かべ、場内からはスーターにブーイングが浴びせられた。しかし、4番T・ヘルナンデスの打席の際に今季11個目の盗塁となる二盗に成功。左太腿直撃の影響を感じさせないプレーを見せた。二盗後は、注目の遊撃手デラクルスと笑顔で言葉をかわす場面も見られた。

 大谷は試合後に心臓病を克服したアルバート・リー君(13)らを招待し、始球式とスイートルームでの観戦をサプライズでプレゼントしたことについて言及。球団からは真美子夫人の始球式も提案されたというが「もともと球団から奥さんとかどうですかと言われていた。光栄なことですけど、(真美子夫人)本人と話して違う子にというか。野球の好きな子や、あまり観に来られない病院の子だったりとかそっちの方がいいんじゃないかなという感じで決めました」と説明した。

 また、アルバート君に向けても「いい思い出に始球式がなってくれればうれしいと思います。自分が子供時代にこういうことがあればいい思い出になると思いますし、第一にチームが好きで来てくれたので僕も感謝したいと思います。難しい状況の中で好きで野球をやってくれたらうれしい。今日はいい思い出になってくれたらそれで十分かなと思います。喜んでくれたらもちろんすごくうれしいです。何より勝てたら一番よかったですけど、なかなかそういうわけにはいかなかった。また切り替えて。明日も見るかも分からないですし、勝てるように頑張りたいと思います」と話した。

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