DeNA・度会が抹消「もう一度つくり直す」プロ初の2軍調整 開幕2戦連発も“プロの壁”に苦しむ

[ 2024年5月16日 15:04 ]

DeNA・度会
Photo By スポニチ

 DeNA・度会隆輝外野手(21)が16日、出場選手登録を抹消された。プロ入り後初の2軍調整となった。

 球団関係者によると「5月以降代打での出場が増えるなど調子が上がらない中で、球団としてもう一度2軍でつくり直すという決断をした」という。

 度会はここまで31試合に出場し、打率.231、3本塁打、11打点、2盗塁。8日のヤクルト戦(横浜)を最後に、スタメンから外れていた。

 昨年ドラフトで3球団が競合した度会。オープン戦では16試合53打数23安打、打率・434と打ちまくり、ドラフト入団の選手では14年の井上(ロッテ)以来、10年ぶり2人目の「新人首位打者」を獲得した。3月29日の広島との開幕戦では「1番・右翼」でデビュー。第2打席で12球団1号となる同点3ランを放つ鮮烈デビューを飾った。翌30日の広島戦ではセ・リーグ新人史上初の開幕戦から2試合連続本塁打となる2号2ランを放った。

 しかし5月に入るとベンチスタートが増えるなど、なかなか結果が出せず“プロの壁”に苦しんでいた。三浦監督は、出場機会が減った度会に関しての質問を受けるたびに、「彼はまだルーキーですよ。いろいろなことを経験している最中なんですから」と冷静に対応していた。
 
 度会は、1軍に同行しながら試合前にはゴムチューブなどを使用した瞬発系のトレーニングを継続していた。プロのレベル、ペースに慣れるために必死に努力を続けている。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月16日のニュース