ソフトバンク柳田が3度目となる3・4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞

[ 2024年5月16日 13:00 ]

ソフトバンク・柳田
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 広島弁で「とても」を意味する「ぶち」。ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が、3度目の受賞をぶち興奮気味に振り返った。3・4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。

 対象試合は、4月29日の西武戦(みずほペイペイドーム)。柳田は2―4の9回2死一、二塁でアブレイユから右中間テラス席に逆転サヨナラ3点本塁打を放った。超劇的な今季2号目に「夜、遅くまで、最後まで、あきらめず応援して頂きありがとうございます」とまずは観客、視聴者、支援者に感謝した。

 直前の4打席は、いずれも凡退。最終5打席目に、ひと振りでヒーローとなった。「最後の5打席目まで、4タコやった。“打てるわけねえな”と、はい、思っておりました。もう奇跡が起きたと思った。凄い嬉しかった」。軽打を意識したがバットの芯に当たっていた。「ヒットでつなぎたい。その気持ちでした。“嘘やろ”と。味わえないくらい興奮しました。まあ一生忘れない、これから10年くらい、記憶に残るかなと思います。4タコの僕を最後まで応援してくれて良かった」。

 ドキュメンタリー番組のように、質問者に不意に問われた。「サヨナラ勝ちとは?」。柳田は少しためて、こう答えた。

 「これ以上ない、嬉しいこと。“打ちたい”で打てるもんやない。欲を出さずに、これから、また打てたらいいなくらいで思ってます」。ここぞで仕事をする打席での極限の集中力と、頼りになる計り知れぬパワー。そして感謝を忘れぬ心。ドラマを生む男は、まだまだ長いシーズンを盛り上げてくれそうだ。

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