巨人・岸田行倫 試合前に“富山ブラック”食べて富山産バットで決勝弾「いやもう最高ですね」

[ 2024年5月14日 21:10 ]

セ・リーグ   巨人2―1DeNA ( 2024年5月14日    富山 )

<巨・D>ヒーローインタビューを受ける岸田(左)と山崎伊 (撮影・西川祐介)
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 巨人の岸田行倫捕手(27)が14日のDeNA戦(富山)で2回に先制の1号2ランを放ち、これがチームの決勝点。2020年以来4年ぶりのセ・リーグ20勝一番乗りに大きく貢献した。

 7番に入り、4試合ぶり今季10度目のスタメンマスク。0―0で迎えた2回だった。

 先頭の坂本が川上哲治(巨人)を抜いてNPB歴代単独13位となる通算2352安打目を放って出塁。岸田は1死一塁で入った第1打席で相手先発左腕・ケイが1ボールから投じた2球目、内角高めへの151キロ直球を左翼スタンドに叩き込んだ。

 先発右腕・山崎伊とは7日の中日戦(バンテリンD)でも先発バッテリーを組み、4安打完封に導いていたが、山崎伊はこの日も粘りの投球で7回5安打1失点。バッテリーでつかんだ白星だった。

 試合後、山崎伊とともに上がったお立ち台。岸田は大量の汗を額に光らせながら「地方ならではの雰囲気というか…。きょうも試合前にしっかりブラックラーメンを食べまして。そのパワーが出たかなと思います」とご当地ラーメン「富山ブラック」の名前も出してスタンドを大いに盛り上げた。

 1死一塁で入った打席。「初球から自分のスイングがしっかりできるようにベンチからタイミングをしっかり取って自分のスイングをしようと心がけました」と振り返り、1ボールから打った一発の感触も「良かったです」とした。

 富山県南砺市で生産されたバットを使用しており、最高の恩返しにもなった。「いやもう最高ですね。へっへっへ…」とご満悦の岸田は「やっぱり、いつもバットに助けられて、はい。これからもどんどんチームに貢献できる一打を打っていきたいなと思います」と意気込んだ。

 規定打席には達していないが、今季はここまで巨人捕手で最高の打率.324。この日の1号で今季打点も5となった。「非常にいい印象というか、きょうもなんとか粘って勝ち切れたってことが本当に大きかったと思いますので、はい。本当に良かったです」と富山の地に感謝していた。

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