オリックス・平野佳が清川栄治さんを悼む 若手時代に指導受け「最後にもう一度お会いしたかった」

[ 2024年5月14日 05:45 ]

広島時代の清川栄治さん。サイドスロー左腕として活躍した(1989年撮影)
Photo By スポニチ

 西武の清川栄治投手育成アドバイザーが悪性腫瘍のため5日に62歳で死去したことを受け、オリックスで指導を受けた平野佳寿投手(40)は球団を通じて追悼の言葉を寄せた。

 「いつも選手に寄り添ってくれる方でした。(他のコーチも)みなさん優しい方もいらっしゃいますが、僕が出会った中で本当に優しい方。常に選手ファーストで、選手のためにやってくださるコーチでした」

 平野佳がプロ2年目だった07年から12年までオリックスのコーチを務め、指導を受けた間柄だった。もらったアドバイスで印象に残っているものとして挙げたのが、「投げる最初の時に一番頑張らないといけないのは、右足の親指だよ」という言葉。「確かにそこがブレてしまったら、その後も全てブレてしまいます。そこをしっかり固めてプレートに掛けてから投げにいくというのは、今も思っていますし、すごくいいことを教えていただいた」と感謝した。

 「普段はそこまで多くアドバイスはされないんですが、そういったことをポイント、ポイントでさりげなく言っていただけるのがうれしかったですし、本当に選手に対しても気遣いをしてくださる方でした」

 平野佳が21年にアメリカからオリックスに復帰し、新型コロナがまん延していた時期には京都の自主トレ先にまで足を運んでもらい、激励されたこともあった。「本当にすごく優しいコーチでしたし、最後にもう一度お会いしたかったという思いがあります。本当に寂しいという思いが強いですが、今は心からご冥福をお祈りしています」と、コメントを残した。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月14日のニュース