元木大介氏 小林誠司活躍に大喜び「打たない、打たないって言われて凄く苦しんで」 試合中すぐLINE

[ 2024年5月12日 19:57 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2024年5月12日    神宮 )

元木大介氏
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 昨季まで5年間にわたって巨人のコーチを務めていた元木大介氏(52)が12日、ヤクルトー巨人8回戦(神宮)を中継したBSフジで解説を務め、巨人・小林誠司捕手(34)の活躍を喜ぶとともにファンに向けてささやかなお願いを口にする場面があった。

 0―0のまま迎えた4回、小林が第2打席に入った時だった。

 10日の同戦で3年ぶりとなる本塁打、11日の同戦では2年ぶり二塁打を放って2試合連続打点をマークしている小林の活躍をどう思っているか、実況を担当するアナウンサーに尋ねられた。

 すると、元木氏は「うれしいですね」と弾むような声で一言。「すぐLINE入れました。試合中にLINE入れました。取れないの分かってますけど、テレビ見ながら打った瞬間にLINE入れました」とうれしそうに続けた。

 そして、「本当にね、周りから打たない、打たないって言われてね。凄く苦しんで。本当に打席に立つのが本人かわいそうなぐらい。イップスになってるんじゃないかなっていうぐらい言われ続けてたんでね。たまに打席に立って三振とかゴロを打つと、ため息が凄く球場全体に起きるっていうのがやっぱり…ね。われわれもカバーしてやらなきゃいけなかったんですけどね」と反省も口にした元木氏。

 「だけどファンの皆さんがそうなってしまっていたんで。でも、もう打席に立ってヒット打ってるんでね。いいところで、チャンスで打てばいいんですよ、うん」と苦しみ続けながらも努力を続けてきた小林に思いを寄せた。

 「だから…ね。チャンスで打てないバッターもね、いますし。そこで昨日、一昨日みたいにホームランやタイムリーを打ってると“でしょ?”って僕は思うんですけど。だから本当にね、5打席ぐらいはあげてから打たない!って判断してあげたほうがいいと思うんですよね」と少々打たないからといってため息をつかないであげてほしいとやんわり訴えていた。

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