「母の日」に先発する阪神・才木が母・久子さんへの思い語る 登板前日の激励メッセージに「感謝」

[ 2024年5月12日 05:15 ]

母の日に才木がプレゼントした感謝のメッセージボード。文中に“久子”の2文字が浮かび上がる(母・久子さん提供)
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 お母さん、いつもありがとう。12日は「母の日」。チームの連敗阻止をかけてDeNA戦(横浜)に先発する阪神・才木浩人投手(25)は母・久子さんへの感謝を語った。

 「母の日」に先発する才木が、母・久子さんへの思いや感謝を明かした。

 「母との距離感みたいなのは小さい時からあんまり変わってないですかね。昔からけんかとかもないですし。怒られてはいましたよ。自分が“クソガキ”だったんで(笑い)」

 プロ入りするまでは実家暮らしで身の回りの世話はほとんど久子さんがやってくれていた。「食事、洗濯…やってもらうのが当たり前。やってなかったら“え?なんで”ぐらいの。でも、今、社会人の年齢になってそういうことが当たり前じゃないし、ありがたいことなんだと。今も母に言ったらいろんなことを喜んでやってくれるんでしょうけど…」

 「あんまり覚えてないんですよね~」と母の日に毎年プレゼントを用意してきたわけではない。一方で、久子さんは「一番印象に残っているのは…」と息子からの贈り物をしっかり覚えている。「私の名前の文字を使って感謝の文章にしたものを額に入れてプレゼントしてくれたんです」。数年前、花束と一緒に手渡され今も大切にリビングに飾る。

 プロ入り後、登板日前日には久子さんから必ず激励のメッセージが届く。短い言葉や長文の時もあるが才木はだいたい「うぃ~」と返答する。「ケガをして復帰してからは登板前に来るLINEの文面を見ても楽しみにしてくれているんだなと」。言葉よりも自身がつかむ数多くの白星が感謝を伝える最良の方法だと分かっている。(遠藤 礼)

 《平常心を強調》12日のDeNA戦(横浜)に先発する才木は「母の日」と重なるマウンドへ向け「ハマスタは狭いし、風もあるから、そこだけ気をつけたい。いつも通りでいい」と平常心を強調した。当日は「母の日」用に用具メーカーが準備したピンクのグラブとスパイクで臨む。チームの連敗阻止をかけた重要な一戦。母への感謝を胸に、ハーラートップの4勝目をつかみ取る。

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