広島 6番・中村健が7番・矢野がそろって小園決勝打お膳立て 新井監督「みんなで頑張って取った1勝」

[ 2024年5月11日 05:45 ]

セ・リーグ   広島6ー2中日 ( 2024年5月10日    マツダ )

<広・中>4回、適時打を放ってナインに迎えられる広島・中村健(撮影・北條 貴史)
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 広島・小園の決勝打をお膳立てしたのは、中村健、矢野の若鯉2人だった。まずは6番・中村健だ。

 「低めで誘ってくる投手なので、浮いてきたボールは全部いこうと思って振り抜いた結果、ヒットにつながって良かった」。2点を追う4回2死一、二塁だ。相手先発・松葉の浮いたチェンジアップを左前に運んだ。今季初適時打で、反撃のノロシを上げた。

 そして7番・矢野が続いた。「いいところに落ちてくれたので、それが良かった」。なおも2死一、二塁。初球の外角直球を積極果敢に打ちにいくと、打球はポトリと左前に落ちた。試合を振り出しに戻す一打で勢いに乗り、6回1死では中前打、8回先頭では二塁打を放って、ともに生還を果たした。今季初で、自身2度目の3安打。朝山打撃コーチからヘッドが入りすぎている点を指摘され、修正した打撃フォームで即座に結果を出した。

 若手抜てきオーダーで勝ちきった新井監督も「本当にいいゲームだった。みんなで頑張って取った1勝。同じ1勝でも価値のある1勝」と満足げにうなずいた。

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