巨人・堀田賢慎が今季2勝目 6回途中降板、6安打零封で竜倒「要所で制球良く投げられていた」

[ 2024年5月8日 21:05 ]

セ・リーグ   巨人4―1中日 ( 2024年5月8日    バンテリンD )

<中・巨(9)>力投する先発の堀田(撮影・椎名 航)
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 巨人の5年目右腕・堀田賢慎投手(22)が8日の中日戦(バンテリンD)で今季2度目の先発登板。6回途中6安打無失点と好投して無傷の今季2勝目を挙げた。先発での勝利は2022年8月5日ヤクルト戦(神宮)以来642日ぶり。

 4月28日のDeNA戦(横浜)では2―2で迎えた5回、1死満塁で打席に4番・牧というピンチに2番手として登板。わずか4球で三ゴロ併殺打に仕留める見事な火消しぶりを披露し、直後の6回に味方打線が勝ち越したことから2022年8月5日のヤクルト戦(神宮)以来632日ぶりとなるプロ3勝目をマークした。

 翌日の4月29日と5月1日のヤクルト戦(東京D)でもリリーフ登板。先発マウンドに上がるのは4月13日の広島戦(東京D)以来今季2度目となったが、登板前の初回に味方打線が坂本の犠飛で1点先制し、その裏を3者凡退と順調な立ち上がりとなった。

 2回も3者凡退で試合開始から6人連続でピシャリと抑えると、3回には先頭・宇佐見の中前打で初安打を許し2死二塁とされたが、大島を打ち取って無失点。4回も2死一塁で昨季まで同僚だった中田を三ゴロに仕留めるなど隙を与えなかった。

 1―0のまま試合が進行し、勝利投手の権利が懸かった5回には石川昂、村松に安打されたあとで大島を四球で歩かせて2死満塁。だが、このピンチにも田中を初球で二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 5回の打席では2年ぶりとなるプロ通算3安打目も自ら放った堀田。6回には先頭・福永に左前打されたが、続く4番・細川の三遊間への鋭い打球は三塁・坂本が難しいバウンドを巧みに処理して併殺に仕留めて救われた。安心した直後、中田に左前打されると、ここで阿部監督が自らマウンドへ向かい、2番手右腕・船迫にスイッチ。船迫は石川昂を空振り三振に仕留めてつないだ。

 堀田の投球内容は5回2/3で打者23人に対して68球を投げ、6安打無失点。2三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は148キロだった。

 1―0のまま迎えた8回には2死満塁で39歳の長野が走者一掃の3点適時三塁打を放って26歳のバースデー登板だった2番手右腕・藤嶋をKO。そのまま逃げ切った。

 ▼堀田 序盤はストレートが良く、要所で制球良く投げられていたと思います。前回同様2巡目以降でピンチを背負うケースが多かったのでそこは反省し、次の課題にして今後取り組んでいきたいと思います。

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