止まらん!中日・細川、球団最長記録に王手かける7試合連続マルチ安打 チームの勝率も5割に復帰

[ 2024年5月7日 05:45 ]

セ・リーグ   中日2-0巨人 ( 2024年5月6日    バンテリンD )

<中・巨>3回、適時打を放つ細川(撮影・藤山 由理) 
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 次代の主砲にふさわしい打棒だった。中日・細川が、決勝二塁打を含む2打席連続適時打で2安打2打点。球団最長記録に王手をかける7試合連続マルチ安打で打線のけん引役を担い、チームを勝率5割復帰に導いた。

 「後ろに凄い打者(5番・中田)がいるので、やれることをやろうと思っていました」

 これまで中田の休養日に代役4番を担ってきた背番号55。中田も同時出場した試合で初めて4番を託され、いきなり応えた。初回2死一塁。カウント1―1からの3球目、相手先発・横川の高めに浮いたフォークを捉え左中間へ決勝二塁打だ。

 「僕自身は4番でも、5番でも。何も意識せず積極的に。チームが勝てるように、と」

 3回2死一、三塁の第2打席では同じ横川の初球直球を詰まりながらも左前へ運び貴重な追加点もたたき出した。61年井上登、68年中暁生が記録した球団最長の8試合連続マルチ安打に、あと1とした。チームの借金返済の立役者となり、立浪監督から「細川は内容を見ても昨年より成長している。その陰には、やっぱり中田翔の存在も大きい。しばらくこの(4番・細川、5番・中田)形で」と賛辞も受け取った。

 「試合は、まだまだある。この状態をキープできるように」と細川。若き4番がチームを上昇気流に乗せる。 (湯澤 涼)

 ○…梅津が5回1/3を1安打無失点で今季初勝利を挙げた。序盤3回まではボール先行で2四球を与えるなど制球に苦しんだが、4回からクイック投法を織り交ぜるなどして修正。150キロ超の直球に、スライダーやスプリットを効果的に織り交ぜ要所を締めた。ただ6回先頭・増田を三ゴロに仕留めたところで交代となったため「勝ちが付いてうれしい気持ちと反省の気持ちの半々です」と、さらなる飛躍を誓った。

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