オリックス「新・楽天キラー」セデーニョが決勝3ラン　今季6発中4発が楽天戦も「ラッキーなだけ」と笑顔

パ・リーグ   オリックス4－2楽天 （ 2024年5月6日    楽天モバイル ）

＜楽・オ＞4回、セデーニョが3ランを放つ（撮影・篠原岳夫）
Photo By スポニチ

　オリックスの「新・楽天キラー」が真価を発揮した。4回2死二、三塁からセデーニョが14試合ぶりの左越え6号先制3ラン。この決勝弾が球団通算「8888号」のメモリアルアーチとなった。

　「あの状況はあまり真っすぐは来ないかなと思ったけど、真っすぐだけを待ってしっかり仕留められたよ」

　今季6本塁打中、4発が楽天戦。18打点のうち12打点を稼ぐ。その要因を「ラッキーなだけ」と笑ったが、敵軍にとっては悪魔のような存在だ。

　昨季、育成から支配下登録され2年目。陽気な性格で、ゴンザレス、エスピノーザ、マチャドの4選手が在籍するベネズエラ勢の中でもムードメーカーだ。巨体に似合わず？料理が得意で、トウモロコシ粉でつくったパンのようなベネズエラ料理「アレパス」を同郷の選手にふるまい、結束を強めている。

　5回にも1点を加えたチームは、7試合ぶりに4点以上を奪っての勝利。移動日を挟み8日に秋田で行われる第2戦でも、楽天大好き助っ人のバットが火を吹く。