高卒4年目のオリックス・来田、よくで“キータ”!カード負け越しも3年ぶり適時打「もう、必死です」

[ 2024年5月6日 05:00 ]

パ・リーグ   オリックス3-6日本ハム ( 2024年5月5日    京セラD )

<オ・日> 2回無死満塁、来田は中前2点適時打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 オリックスの4年目21歳の来田がいずれも3年ぶりの適時打と打点でアピールした。「いきなり満塁で回ってきた。何とか食らいついて、いい結果につながった」。2回無死満塁でフォークを拾い上げて中前へ。走者2人を還して一時同点とし、日本ハム・伊藤からは今季3戦計14イニング目での初得点を奪った。

 ゴールデンウイークを彩った「Bsオリっこデー2024」の最終日。3カード連続の負け越しで再び4位に転落した中、22年まで同僚だった日本ハム・伏見から命名された「キータ」の愛称を背に奮起し、「こどもの日やったんですか?あんまり分からなかったです。もう、必死です」と頭をかいた。

 明石商から20年ドラフト3位で入団。21年7月13日の日本ハム戦ではプロ野球史上初の高卒新人による初打席初球本塁打で華々しくデビューした。昨季は開幕スタメンに名を連ねながら4試合の出場。殻を破れず、今年も3月上旬の左太腿直筋筋損傷で出遅れた。

 2軍11試合で打率・364の結果を残し、杉本の不振で1日に初昇格。「去年の秋キャンプから逆方向に意識づけてやっているのが結果につながっている」と今季3度目の先発起用に応えた。今後も右投手との対戦を中心に出番が予想され、「どんな場面でもしっかり結果を残せる選手になりたい」と起爆剤に名乗りを上げた。(阪井 日向)

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