【落合×福本豊対談】スパイクは陸上仕様 左右で重量差も「それは僕も気がついてない」

[ 2024年5月6日 17:05 ]

対談後に記念撮影をする落合博満氏(左)と福本豊氏(撮影・大城 有生希)
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が6日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第7回として、当時世界記録だったプロ通算1065盗塁を誇る「世界の盗塁王」こと福本豊氏(76)をゲストに招いて対談を行った。

 福本氏が陸上に興味を持ったのはあるシーズンオフだった。「たまたま陸上を見に行った時に、タータンの上で走る短距離の選手がおった。それでスパイクはめちゃくちゃ軽い。それを履かせてもらって、タータンの上を走ってたらめちゃくちゃスピードが出て、スパイクの金(歯)を前へ持っていた。ちょっと前にして引っかかるように」と自身の野球スパイクのつま先の歯をこれまでよりも前に移動させたという。「最初は走りづらかったけど、やっていくとガッと引っかかる。(スパイクの)先の力がものすごい感じたので、変えたんですよ」と当時スパイクの歯を変えた経緯を説明した。

 落合氏は「右足と左足の重さが違う」とスパイクの重量差があったことを質問。福本氏は「ちょっと0コンマくらい違うんよね。ほとんど微妙な感じ」と苦笑いしながら話すと、落合氏は「そんなの誰も教えてくれなかったよ」と笑った。福本氏は「それは僕もあんまり気がついてないです。靴買ったらどっちか痛い方はあるんやけど、そんな感じでしか思ってなかったから」と正直に打ち明けた。

 また、土踏まず部分が通常のスパイクよりも細くなっているそうで、福本氏は「これまた特別に細い。曲がりやすいから。ピッチャーのやつは分厚いじゃないですか。細ければ細いほど疲れやすい。土踏まずのこの辺がめちゃくちゃ痛くなる。その辺がちょっと(通常のスパイクと)違うところかなと。全部革ですけど、軽いのは軽いんです」と違いを説明。番組内では世界記録を樹立した際には右足が250グラム、左足が255グラムで、カンガルーの革を使用した特注品だったことが紹介された。

 落合氏は「現役の時、そんなもの考えたこともなかった」と話すと、福本氏は「スパイクだけはきれいにしてた。グローブはええ加減なことしとったけど」と苦笑いで明かした。

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