中日が育成の板山を支配下登録　昨季阪神戦力外の30歳「野球できる喜び感じながら毎日過ごしてきた」

板山祐太郎
Photo By スポニチ

　中日は5日、育成の板山祐太郎外野手（30）を支配下登録することを発表した。神宮遠征中の1軍に合流し、ヤクルト戦の練習前に会見を開いた。背番号は「211」から阪神時代と同じ「63」に変更される。

　「うれしい気持ちと身が引き締まるのが1番。やっぱり昨年戦力外になって、こうやってもう1回チャンスをいただけたことに、本当に感謝の思いを持って、野球をできる喜びを感じながら毎日過ごしてきました」

　8年間所属した阪神から戦力外となり、育成契約で入団。内外野いずれもこなし、打力も魅力の左打者だが、古巣ではかなわなかったレギュラー獲りを目指す。

　プロでの1番の恩師が前阪神監督の矢野燿大氏（本紙評論家）。昨年末にも食事をともにする機会があり「僕が“空回りしないように頑張ります”と言ったら、“空回りしてええねん”と言ってもらえたのが凄く印象に残っています」と話す。もともとハングリーでがむしゃらな全力プレーが持ち味。恩師の言葉を胸に、新天地で花を咲かせる。