東大のサブマリン渡辺　内野ゴロ3つで1回無失点「いい経験できている」

東京六大学野球春季リーグ戦第4週第2日　2回戦   東大0―9早大 （ 2024年5月5日    神宮 ）

＜東大・早大＞東大3番手の渡辺（撮影・大城　有生希）　
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　1イニングながら登板投手の中で唯一無失点に抑えた渡辺向輝（3年＝海城）は大敗の中でも手応えをつかんだ。「ボールはきのうの方が良かったと思うんです。その再現性というか内野ゴロを打たせる投球はできていたと思います」と左打者も苦にせず、高低差を使って3アウトはすべて内野ゴロに抑えた。

　前日、早大・小宮山監督がロッテ時代に「試合後（父の俊介投手と）一緒にお風呂に入っていた少年がねえ」と感慨深げに話していたが、その話を振られると「お風呂に入ったのは覚えているけど、小さかったので誰だかは。井口さんは覚えてますけど」と笑わせた。

　春のリーグ戦、東大投手陣は苦戦を強いられているが「将来プロに行くような打者と対戦させてもらっている。すごくいい経験をさせてもらっています」と渡辺は着実に成長している。