日本ハムの“二刀流”矢沢 今季初登板で1回無失点「めちゃくちゃ力みました」

[ 2024年5月5日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―3オリックス ( 2024年5月4日    京セラD )

<オ・日>日本ハム2番手の矢沢(撮影・北條 貴史)
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 投打二刀流の第一歩を踏み出したあの日から1年。2年目の日本ハム・矢沢が、思い出のマウンドで確かな成長を示した。4日のオリックス戦で2点ビハインドの7回から2番手で登板し、最速151キロを計測するなど1回1安打無失点。「いつも通りの緊張感でした。ただ、めちゃくちゃ力みました」と、苦笑いを浮かべた。

 昨年5月21日のオリックス戦。プロ1年目だった矢沢が、プロ初登板したのも京セラドームだった。当時は1回2奪三振の完全投球も「昨年はだましだまし投げていた。それとは比べものにならないくらい投球フォームの躍動感も出てきましたし、力強いボールの数も増えてきた」と、手応えを口にする。

 1年目の昨季はキャンプから打者として結果を残し、開幕1軍スタート。13年の大谷(現ドジャース)以来となる1年目に投手・野手での出場を果たしたが、大谷とは違う救援の調整に苦しんだ。故障離脱で2軍でシーズンを終え、今季は開幕2軍スタート。ただ焦ることなく、投手中心の調整を続けてきた。

 「こういう登板間隔で投げるのはプロに入って初めて。いいパフォーマンスを毎回、毎試合出せるように準備したい」と矢沢。敗戦の中、二刀流2年目が幕を開けた。(清藤 駿太)

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