巨人・阿部監督「今日は価値ある1勝じゃないかな」「つないでつないで」吉川には「もっと凄いんだから」

[ 2024年5月4日 21:46 ]

セ・リーグ   巨人2X―1阪神 ( 2024年5月4日    東京D )

<巨・神>10回、サヨナラ勝ちしナインを出迎える阿部監督(撮影・沢田 明徳)
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 巨人が阪神にサヨナラ勝ちで連勝。ゲーム差を1とした。今季5度目の先発登板となった菅野智之投手(34)は7回106球6安打3奪三振1失点の力投も勝敗は付かなかった。1―1の延長10回1死満塁で吉川尚輝内野手(29)が中前にサヨナラ打を放ち、菅野と西勇とのしびれる投手戦となった激闘を制した。

 激闘を制した阿部慎之助監督(45)は「相手もミスしてくれたりしていたので、それで多少、流れが来たかなと思って見ていました」「今日は価値ある1勝じゃないかなと思います」と試合を振り返った。

 阿部監督とな主なやりとりは以下の通り。

 ――延長10回、丸、長野とつないだ。

 「そうですね。代打って難しいですけど、長さんがよくつないでくれましたし、もちろん丸もつないでくれたんで、いい形で最後につながりました」

 ――門脇が好守。

 「相手もミスしてくれたりしていたので、それで多少、流れが来たかなと思って見ていました」

 ――菅野が粘った。

 「本当にその通りで、粘って、粘っていいピッチングでしたし、早い回に援護ができなかった…もちろん西投手もいい投球をされて、なかなか難しいなと思って見ていたんですけど、何とか粘って1失点で終わってくれました」

 ――大江、西舘、バルドナードが好投。

 「投手陣はね、ずっと投手陣で勝っていますので、なにも言うことはありませんし、西舘が今日、抑えられて多少、自信が取り戻せたんじゃないかなと思います」

 ――3連勝へ。

 「そんなうまくはいかないと思いますけど、とにかく明日になったらまたその日一日をしっかり戦いたいなと思います」

 ――単打、単打で1点。

 「いや、もうね、つないでつないで」

 ――続けていくこと。

 「そうだね、萩尾の四球もね、いい四球だった。後からいく人が大変だと言ったけど、本当に代打の気持ちも分かるしね。難しさも知っているので、今日は価値ある1勝じゃないかなと思います」

 ――吉川の働き。

 「いや、どうなんだろうね。最後はたまたまだと思うけどね。持っている能力はね、もっと凄いんだから。最後は別にホームランを打たなくてもいいところだしね、なにか工夫が早めにできなかったから、前の打席(8回)で打てなかったんじゃないかなと見ているしね。工夫があってこそね、見ている側は納得するというのもある。もちろん最後に打って決めたのは素晴らしいですけど、人に見える工夫をもっとしてほしいなと思いますね。ホームランを30本打つなら何も言わないですよ」

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