青学大・中西 リーグ戦初勝利 甲子園優勝投手、3年生で大きな一歩「甲子園優勝より今日の方がうれしい」

[ 2024年5月3日 04:00 ]

東都大学野球第3週第2日 ( 2024年5月2日    神宮 )

<東都大学野球 駒大・青学大>6回表を終え、渡部(左)とタッチする青学大先発・中西(撮影・郡司 修)
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 2回戦3試合が行われ、青学大は駒大に快勝して開幕6連勝とし勝ち点を3に伸ばした。リーグ戦初先発の中西聖輝投手(3年)が7回無失点で初勝利。次週の中大戦で連勝で勝ち点を挙げれば、3季連続15度目の優勝が決まる。中大と亜大も勝利し、それぞれ1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 青学大の最速152キロ右腕・中西がリーグ戦初先発で7回4安打無失点と好投。直球主体の強気の投球でうれしいリーグ戦初勝利をつかみ「不安もあったが、初先発で勝てたのは自分にとっても大きなことです」と胸を張った。高校時代は21年夏の甲子園では智弁和歌山のエースとして優勝に貢献。3年生となりようやく大学野球での大きな一歩も踏み出し、「甲子園優勝より今日の方がうれしいです」と喜んだ。

《スラ“切れ切れ”中大・山口は快投2勝目》
 先発した中大の左腕・山口が7回0/3を3安打1失点と好投し今季2勝目をつかんだ。直球の最速は140キロだが、切れ味鋭いスライダーを軸に7回2死までは無安打投球。8回は先頭から連打を浴びたところで交代となったが「自分の投球はできた。次は9回まで投げ抜きたい」と手応えを口にした。次週は開幕6連勝中の青学大との大一番を迎えるが「任された場面をゼロで抑えたい」と再びの快投を誓った。

《亜大・西川決勝ソロ含む3安打3打点》
 今季、全試合で4番を任される亜大・西川が、決勝の先制ソロを含む3安打3打点と活躍した。2回先頭で打席に立つと、内角低めのカーブをうまくすくい上げた。左翼席まで運んだ一発はリーグ戦初本塁打でもあり「素直にうれしいです」と笑みを浮かべた。試合前まで打率・167と苦しんでいたが復調のきっかけもつかみ、「感覚は良くなっているので次も勝利に導く一本を打ちたい」と巻き返しを誓った。

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