DeNA・筒香の1軍昇格 三浦監督は慎重「ゴウのGOサイン待ち」2軍戦での打席数不足で

[ 2024年5月3日 05:30 ]

2軍で調整を続ける筒香(撮影・会津 智海)
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 DeNA・三浦大輔監督(50)が、5年ぶりに復帰した筒香嘉智外野手(32)の1軍昇格について言及。出場予定だったイースタン・リーグが2試合中止になるなど打席数も不足しており、慎重に時機を見極めていく姿勢を示した。きょう3日からは同・ヤクルト3連戦(横須賀)に出場。まずは実戦での試合感覚を高めることを優先する。

 三浦監督はあくまでも慎重な姿勢を崩さなかった。5年ぶりに復帰し、現在は2軍で調整中の筒香。借金2の5位と苦戦する中、ファンからの待望論も高まるが、1軍昇格の判断基準を問われた指揮官は「ゴウ(筒香)のGOサイン待ちですね」と語るにとどめた。

 現状で優先すべきは、試合に出場することで打席での感覚を高めていくことだ。ここまで2試合が雨天中止になるなど、通算4試合で15打席、12打数3安打にとどまる。4月27日からの西武との敵地3連戦には同行せず、チームの2軍施設で実戦形式の打撃練習「ライブBP」などで調整。同30日のオイシックス戦後、筒香は「日本の投手は間合いが長いので、一度外に出る(逃げる)変化球に反応しすぎている」と現状を分析していた。

 克服すべき一番の課題は、20年からの米国時代に染みついた打撃のタイミングを「国内仕様」に戻すこと。三浦監督は「向こう(米国)に行く前の状態を求めるのは酷」とした上で、「2軍スタッフが“まだもう少し”と判断すれば、(昇格が遅れる)というのもある」と総合的に判断を下す。

 6日のヤクルト戦から12日の阪神戦まで5試合、横浜スタジアムでの戦いが続く。1軍昇格のXデーは不透明だが、筒香の「GO」サインが本拠地での試合で出されることだけは間違いなさそうだ。

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