今永5勝目のメッツ戦が物議 敵将は審判団が「間違った判断」ゲームセットのリプレー検証めぐり不満あらわ

[ 2024年5月2日 13:43 ]

ナ・リーグ   カブス1―0メッツ ( 2024年5月1日    ニューヨーク )

9回、犠飛で本塁生還を狙うメッツ・アロンソ(右)とタッチアウトを試みるカブス・アマヤ(AP)
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 カブス・今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、敵地でのメッツ戦に先発。メジャー初の中4日で自己最長となる7回3安打無失点、7奪三振と好投し、無傷の5勝目を挙げた。ただ、この試合の最後のプレーをめぐり、メッツ側が不満を抱いていることを米記者が報じた。

 カブスが1-0とリードして迎えた9回裏、メッツは相手守護神・ネリスを攻め1死二、三塁と一打サヨナラのチャンスをつくった。

 この場面でマクニールが放ったフライを左翼手・ハップが捕球し、2アウト。さらに、犠飛での生還を狙った三塁走者・アロンソをハップから三塁手・マドリガルの中継プレーで本塁に返球し、タッチアウト。ゲームセットとなり、1-0でカブスが薄氷で勝利した。

 ただ、メッツ側がすぐさまチャレンジを要求しリプレー検証が行われた。約4分にも及ぶ長い検証の末、判定は覆らずアウトのままでカブスが勝利。今永は5勝目を挙げた。

 このプレーをめぐり、大リーグ公式サイト「MLB.com」のメッツ番を務めるアンソニー・ディコモ記者がメッツ側の不満を報道。試合後、メンドーサ監督が「彼ら(審判団)は間違った判断をしたと思う」と発言したことを紹介した。

 メッツ側は「(カブスの捕手・アマヤが)ボールを持たずに左足を打席の上に置いていたのは明らかだった」と走者の進路を妨害していたと指摘した。

 ただ、ディコモ記者はアマヤのコメントも紹介。「私は(打席をブロックしていないという)自分に100パーセントの自信がある。彼(三走・アロンソ)に走路を譲った」と発言したという。

 上記のことをメッツの捕手・ナルバエスに意見を求めたところ、ブロッキングをめぐるルールを「もう分からない」と答え「自分たちのために判定が下されたと思った」とアマヤのブロッキングにより、三塁走者・アロンソがセーフになる判定に変わると思っていたと語ったことを報じた。

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